生産地
ストラスブールからボージュ山脈の山麓に沿って伸びる高速を40kmほど南西に下ったところに、les plus beaux villages de france
(フランスの最も美しい村)にも指定されているミッテルベルクハイム村がある。
その村内にドメーヌを構える造り手ルカ・リフェルの建物の一部を間借りするかたちで現在のカトリーヌ・リスのカーヴが存在する。
畑の総面積は2.5ha。
ミッテルベルグハイムの南10km以内に15の区画が3つのコミューンにまたがり点在する。
土壌はワインに厚みとふくよかさを与えるグレローズ(ピンクの砂岩)、そして硬質かつ真っ直ぐなミネラルを与えるシストブルー(青色片岩)の2つの異なるテロワールがあり、それぞれ特徴ゆたかなワインを造りだす。畑の大部分が南向きの傾斜で日照量は多いが、平均標高が400mと高い
一段高い場所にあるため、葡萄は総じて晩熟傾向にある。
気候は半大陸性気候で、冬は寒さが厳しく夏は暑く乾燥しやすい。だが、ボージュ山脈が西から来る大陸性気候を遮る壁の役割を果たし、寒さや雨を防ぐミクロクリマの役割を果たしている。