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カトリーヌ・リス
Catherine Riss

生産地
 ストラスブールからボージュ山脈の山麓に沿って伸びる高速を40kmほど南西に下ったところに、les plus beaux villages de france
(フランスの最も美しい村)にも指定されているミッテルベルクハイム村がある。
その村内にドメーヌを構える造り手ルカ・リフェルの建物の一部を間借りするかたちで現在のカトリーヌ・リスのカーヴが存在する。
畑の総面積は2.5ha。
ミッテルベルグハイムの南10km以内に15の区画が3つのコミューンにまたがり点在する。
土壌はワインに厚みとふくよかさを与えるグレローズ(ピンクの砂岩)、そして硬質かつ真っ直ぐなミネラルを与えるシストブルー(青色片岩)の2つの異なるテロワールがあり、それぞれ特徴ゆたかなワインを造りだす。畑の大部分が南向きの傾斜で日照量は多いが、平均標高が400mと高い
一段高い場所にあるため、葡萄は総じて晩熟傾向にある。
気候は半大陸性気候で、冬は寒さが厳しく夏は暑く乾燥しやすい。だが、ボージュ山脈が西から来る大陸性気候を遮る壁の役割を果たし、寒さや雨を防ぐミクロクリマの役割を果たしている。

歴史
 オーナーのカトリーヌは、ワイン好きの両親がドイツの国境に近いストラスブール郊外の村ゲルストハイムでレストランを経営しており、幼いころからワインに接する機会に恵まれていた。その影響もあり、高校生の時にはすでにワインの世界で働くことに興味を持っていた。
2003年ボーヌの醸造学校に2年間通い、BTS(醸造栽培上級技術者)の資格を取得。BTS修学中研修先として選んだシャンベルタンの造り手ジャン・ルイ・トラペでビオディナミに興味を持つ。
その後2005年にディジョン大学で醸造学を2年学びDO(フランス国家認定醸造技師)の資格を取得。卒業後、サンテミリオン、ジゴンダス、南アフリカ、ニュージーランドなどワイナリーを転々と滞在しながら異なる地域のワインを学んだ。
2008年秋、当時トラペで研修中に知り合ったアルザスの造り手マルク・クライデンヴァイスの息子アントワーヌから、シャプティエのアルザスワインプロジェクトの話を持ちかけられる。シャプティエがワイナリーの責任者を探しているという話をアントワーヌから聞き、彼の紹介を通じて2009年1月、彼女はシャオウティエのアルザス担当責任者となる。
この時すでに独立希望があったカトリーヌは、シャプティエで働きながら同時に自らのワイナリーの立ち上げ準備を着々と行い、2011年冬、ついに総面積1.5haの畑の借り入れに成功する。
借り入れた当時は、シャプティエ側の引き留めもあり、二足のわらじで責任者を継続する予定であったが、最終的に辞退し、2012年1月から現在のドメーヌをスタートする。
2013年に新たに1haの畑を借り入れ現在に至る。

生産者
 肉体的重労働が必要とされるヴィニュロンの世界で、カトリーヌは現在2.5haの畑を女でひとつで管理している。彼女は、幼いころに誤って機会に腕が挟まり左手を失うという身体的な不自由を追っているが、そのハンデをものともせずの、持ち前の明るさとガッツで、男に勝る仕事をどんどんこなす。
彼女のモットーは「できるだけ手をかけずに、よりナチュラルに」で、DOの国家資格を取った頭脳明晰なエノローグの顔を持つ一方、造り上げるワインはエノローグの理論とは全く対極にあるビオディナミや自然派ワインの方にベクトルが傾く。
また、レストランの家計で育った彼女は、ワインだけでなく料理の腕も定評があり、その繊細なセンスはワインの味わいにも生かされている。
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