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ヴァンサン・ドーヴィサ
Vincent Dauvissat

シャブリで最も偉大な生産者。唯一、その品質に肩を並べるDomaine Raveneauとは親戚にあたります。1920年代、ロベール・ドーヴィサ氏がドメーヌの礎を築き、ドメーヌとして元詰めを始めたのは1930年代でした。その後、息子のルネによってさらにその名声を揺るぎないものとし、現当主であるヴァンサンは1976年からその父と働き始め、その全てを学びました。

所有する11haの畑は2つの特級を合わせて約2.5ha、3つの1級畑が約6.6ha。近年、購入したACシャブリはまだ1ha程度で、とても世界中の需要に供給できるものではありませんが、常に高い水準の品質を保ち続ける信頼できる生産者です。

セレナ・サトクリフ氏は、「すべてのシャブリのあるべき典型」と語るように、シャブリはもちろんのこと白ワインの最高峰のひとつであることは疑いようがありません。

2019年はシャブリでは局地的な春の霜の被害、開花時期が湿度が高く低温だった為の花ぶるいや結実不良、夏の猛暑と乾燥等がありました。ヴァンサン・ドーヴィサィサでは2018年産の半分の生産量ですがワインはより凝縮感と緊張感があります。どのキュヴェも高いレベルにありますが特にレ・クロは栽培期の暖かさとは対照的な完璧な直線性を示しています。
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