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ペイザナ農事組合法人中原ワイナリー
Paysannat Winery
ドメーヌ・オヤマダ
Domaine Oyamada

ドメーヌ・オヤマダのワインは、ペイザナ農事組合法人中原ワイナリーにて醸造される。
ペイザナ農事組合法人は、山梨市、甲州市、笛吹市、甲府市、北杜市を拠点に活動。
農業人口の減少、若者の農業離れが進む中、「日本の農業の将来を見据え、農地を継承、活用し、農業従事者の雇用、育成を目的として」小山田氏と四恩醸造の小林氏が理事となり2011年に設立された。
さらに、自社の高品質ブドウを原料により付加価値の高いワインの生産をペイザナ農事組合法人として実現するため、勝沼町中原に協同醸造所(中原ワイナリー)が2014年に設立された。

小山田 幸紀 氏は福島県郡山市の出身で、中央大学文部ドイツ文学科卒という経歴ながら在学中に麻井宇介氏との出会いをきかっけとしてワイン造りの世界に飛び込む事を決めた。
16年間山梨県笛吹市のルミエールに勤務し、栽培・醸造責任者をめた。
現在は退社ルし、3haの畑を管理し2014年に初のドメーヌ・オヤマダとしての仕込みを行う。
ルミエーに勤める傍ら、自分の畑の管理を始め、収穫した葡萄はルミエールや四恩醸造に売却していた。
勤めながらの畑管理の労力は計りしれない。休みはほぼ正月三が日のみという根っからの仕事人間である。
人生で影響を受けたものは、思春期は尾崎豊と村上春樹、そして太宰治はじめ明治から昭和の日本文学。
趣味は飲酒。モットーは農民芸術の振興。葡萄作りをワインという芸術で表現するには「葡萄のポテンシャルを追求し、いたずらにワインを汚さないこと」が重要。
小山田氏は普段さらりとした語り口調だが、事実と経験に裏付けられた話には説得力がある。彼の周りに人が集まってくるのもそういったところに魅力を感じてのことだろう。

「農薬を使うことが必ずしも安定した良い葡萄が出来るわけではない」と感じている中、2002年頃にクロード・クルトワのラシーヌ1999年を飲み、ビオディナミに興味を持った。
実現することが難しいとの反対意見もある中、2004年からビオディナミをスタート。2004,2005年はヴィンテージが良かったこともありスムーズに収穫。2006年は雨が多かったが、適切なタイミングでボルドー液を撒いて対応できた。その体験から農業では、農薬の使用の有無よりも、「日々の畑の観察とタイミングの良い管理作業」により良いものが作られることを実感。化学合成農薬は使わず、硫黄とボルドー液だけで10年に9回良い葡萄を収穫することを目標としている。(残念ながら、10年に1回はどうしようもない年があると想定している)

ビオディナミの調合剤は5年間撒いた。しかし、ヨーロッパの乾燥農業地帯と日本の湿潤な農業地帯とでは、農業、気候風土、歴史の成り立ちも全く違う。調合剤を撒いても、茂った雑草に覆われ実際に地面に届かない中、調合剤の意味への疑問が常にあった。無論否定するつもりはないが、北海道や阿蘇など、草が少ない土地以外では、ビオディナミより雑草に対応することが大切であると感じている。
そういう中で福岡正信さん、井川由一さん、岩澤信夫さんらの自然農法の流れを汲むと、用は「雑草といかに共生するか」に行き着いた。

虫の防除に関しては、植生を多様化することによりほぼ問題がなくなった。植生を多様化すると、昆虫も多様化し、害虫の相対的割合が減る。また、害虫自体が他の虫に捕食される連鎖が生まれることにより、絶対数も減る。

「不耕起で草を生やす土づくり」が良いと感じている。耕す代わりに草をある程度の長さまで生やし、それが倒れ、土がふかふかになる。日本の土壌は水分が多く、借りた畑は肥料が残り窒素が多いこともあるため、葡萄は自然と伸びる。肥料が一切不要とは言わないが、たくさんの肥料を必要とはしない。特に、玉を張らせ果粒を大きくする食用葡萄と違い、ワイン用は果粒を小さくしたいため、伸びた草が倒れたことによって存在する有機物で充分であると考える。

自らの探究する農法により、棚栽培で既存の甲州種やデラウエア、マスカットベリーAの品質と付加価値向上に努めるとともに山梨の土壌に合い、病気に強くかつ収量が比較的多い希少品種(棚栽培において白系のピチマンサン、アルバリーニョ、垣根栽培においては白系のシュナンブラン、ロモランタン、赤系のムールヴェードル、タナ、シラー等)も導入予定。
希少品種は知名度が低く、商品価値が低いとされることもあるが、ワインの商品名は全てブドウ生産の畑名とし、各々の畑に適した品種を栽培していく適地適作の概念を実行していく。
そのうえで、日本ではまだ確立されていないワインのテロワール表現を訴求していく。

自家農園葡萄を原料にし、培養酵母や酵素、発酵助剤等のしようを一切行わず、ブドウに付着した自然酵母により発酵を行う。また、製品の品質保全のために不可欠とされる亜硫酸は必要最低限の使用とし、極めて天候が不良な年を除きアルコール分上昇を意図した当分の添加は行わない。
スパークリングワインにおいても、酵母の添加は行っていない。
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