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ポデーレ・レ・リーピ
Podere Le Ripi

イリー(コーヒー会社)成功者の夢
ポデーレ・レ・リーピは1998年創業で、大手コーヒー 会社のイリー家の長男フランチェスコ・イリーがオーナーを務める。フランチェスコは現イリー社長のアンドレアの兄であり、アラビカ豆100%の焙煎を成功させた、つまりは今のイリーテイストを作り上げた功労者でもある。(現在は経営を退いている) そんな彼が、イリー流儀でもあるサステナブル(持続可能な発展)をワイン造りで実現しようとしたのが、このプロジェクトの始まりである。

ビオディナミへの想い
この土地は、1998年までは羊飼いの放牧の地であった。汚染されていない理想的な環境。乾燥した痩せた土壌で、信じられない程多くの樹木、低木、そして様々な花が一年中咲いている。フランチェスコはこの土地に惚れ込み、彼の思想を実現するために、今日までビオディナミ農法によって葡萄栽培している。醸造に関しても人為的な介入を極力行わず、葡萄の力に従った、自然な醸造を行っている。葡萄の表面についた天然酵母のみで醸造を行う為、時には醗酵が終わるまで、予定よりも2ヶ月以上伸びる事もあるという。また、交通機関や車の使用も極力減らし、徒歩や自転車での通勤、CO2削減にも努めている他、2020年からは、全てのワインの出荷がプラスチックフリーとなる取組をしている。

植樹率62,500本の異常な畑
誰もが疑う数字であろう。通常1haに4,000本の植樹率でも立派な数字であり、10,000本を超えるような畑は、驚きを与えるような数字である。それが62,500本と言う異常値で、他に聞いた事がない。葡萄樹の間は僅か40センチ、人が歩く事も制限される環境下で、アルベレッロ仕立てを真っすぐ伸ばした低い仕立て。葡萄樹は生き残る事に必死になり、根を地中深くまで伸ばす様になる。これによって、地中から様々な要素を取り入れる事が可能になり、それはまるで樹齢数十年の古樹の様である。1房が200g程度の小さな葡萄を、僅か1~3房しか実ら せることができない樹だが、その葡萄の凝縮感は想像を絶するポテンシャルを秘めている。この独特な景色の畑の仕立て方を、日本の盆栽を想像する事から、「BONSAI」と呼んでいる。

カンナ・トルタ(曲がった銃)
ポデーレ・レ・リーピ創業の頃の話である。葡萄畑に鹿や猪を近づけない為に、柵を造ろうとしていた時に、ある1人の従業員が必要ないと言い出した。それ以降、彼は猟銃を片手に、畑のパトロールをする係となった。彼の狩猟スキルは低く、眼も悪かった為、1度も狩猟に成 功しなかった。そんな彼をからかって、みんなが彼の事をカンナ・トルタ(曲がった銃)と呼ぶようになった。森の奥で踊る鹿(撃たれないと思っている)と、手前で猟銃で狙う姿を描いた可愛らしいエチケットに注目して頂きたい。またアンフォラ(粘土を焼いた壺)を用いた熟成は、適度な酸化を促す、古代のワイン造りを復活させたもの。
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