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フランソワ・ベルトー
Francois Bertheau

2004年より父ピエールに代わり、5代目当主、フランソワがドメーヌの運営をしている。畑は6.2ヘクタール所有しており、現在5.22ヘクタールを栽培。特級ボンヌマール、1級レザムルーズと希少な畑を所有している注目のドメーヌである。平均樹齢は、30年~40年。年間生産量は、わずか1万5千本(50樽)。
 
所有する畑は、特級ボンヌマール0.38ha、1級レザムルーズ0.32ha、1級レ・シャルム0.66ha、シャンボール1級1ha(ボード、ノワロ、グロゼイユ、グリュアンシェール)、村名シャンボール2.9ha、それ以外にブルゴーニュ・ルージュとアリゴテも極少量生産している。
栽培は、厳格なリュットレゾネで耕作を行っている。収量は剪定、ヴァンダンジュ・ヴェールトで厳しく切り詰め、収穫は全て手づみで行う。野生酵母で発酵を行い、熟成はバリックで18ヶ月間。新樽の比率は20%~30%。瓶詰めはノン・フィルターで、瓶詰め後すぐにはリリースせず、半年以上休ませてから出荷。
完全にフランソワに移行して2年目のヴィンテージの2007年、異彩を放つ彼の独特の感性によりワインにも変化が表れている。しなやかで艶やかな伸びのあるシャンボールの特性を見事に表現している。シャンボール3大生産者に迫る存在として、今後、目が離せないドメーヌである。
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