0
¥0

現在カート内に商品はございません。

1件の商品が見つかりました
ヴィッラ
Villa

毎年決まったレストランのみで完売 今ではイタリアを代表するスパークリングワインの生産地となったフランチャコルタ。しかし、30年前までは赤ワインの生産地であった。70年代にベルルッキ家が瓶内2次発酵によるスプマンテを造り始めてから、一部の大手生産者によってその市場は牽引されてきた。広大な畑と設備を必要とするスパークリングワインの生産は現在でもベラヴィスタやカ・デル・ボスコのような大手企業によって引率され、イタリア国内でもこの2大巨頭のシェアは高く、品質も安定している。彼等は契約農家から葡萄、もしくはワインを購入しワインに仕上げている。一方、自社畑葡萄のみを使い、栽培から醸造、ボトリングまで全て自らの手で行い毎年レストランの予約のみで完売してしまうフランチャコルタがあるのを御存知だろうか? 自社畑100% ヴィッラは歴代モンティチェッリ・ブルッサーティ地区で果実や家畜を育てつつワインの量り売りをしていたが、78年よりフランチャコルタのボトリングを開始した歴史ある造り手。(この時代、フランチャコルタには10軒の造り手しか存在しなかった)その後自社畑100%に拘り続け、現在でも家族経営で37haの自社畑からミレジメのみのフランチャコルタを産している。生産量はベースのブリュット・ミレジメで5000ケースと大手の1/10以下の規模。昔からの顧客であるレストランからの熱烈な支持を集めていて販売と同時に毎年完売すると言う。ヴィッラの畑はフランチャコルタDOCGの東側に位置する。ベラヴィスタやカ・デル・ボスコが位置する西半分はイゼオ湖を形成した川からの堆積土が主体で砂質が混じり込む粘土質土壌。反対にヴィッラの畑は海底が隆起した土壌。1億5千年前の海底に由来する複雑な土壌でアルプスの影響を強く受けてミネラル分に富む。 ビオロジックと収量の制限 ヴィッラはこの地域で最も急な斜面の畑に岩を積み上げて畑にしていて、一切除草剤を使わずにビオロジックを採用し、人間の手で健康な畑を維持している。また、特筆すべきは葡萄の品質の高さ。通常スパークリングワインは、その泡の存在によって果実味の質を覆っている為、スティルワインよりも収量が極端に多いことがほとんど。ヴィッラでは葡萄樹1本から平均3~5房の葡萄を収穫する。(平均的生産者の1/2程度の収量)平均植樹率は5000本/haと極端に高い設定。これによって泡にごまかされることないしっかりとした果実味を持つこととなる。収穫は全て手摘み。醸造設備は畑に隣接しているので直に低温に保ち、ほとんど除梗せずに65%程度まで圧搾し、18度に保って醗酵段階に入る。収穫、醗酵は区画ごとに行われる。そしてヴィッラの最も大きな特徴は『フランチャコルタもヴィンテージの個性をしっかり表現すべき』との考え方から行われる単一ヴィンテージによる瓶詰め(熟成期間は法定基準よりも長く30ヶ月)。よってベースのフランチャコルタまでもが、そのヴィンテージの個性を良くも悪くも表現することになる。(全てミレジメで瓶詰は2社のみ)
カートに追加しました。
カートへ進む

カテゴリ一覧

ページトップへ