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ブルーノ・ドゥビーズ
Bruno Debize

控えめでゆっくり落ち着いて話をする生産者。控えめで、ゆっくり落ち着いて考えながら話をする生産者です。人見知りをする性格なのか、訪問者を試すようにワインのコメントを求めて来ます。
撮影の許可を求めたところ、顔をHPに載せないことを条件にと言われてしまいました。一度信頼を得られると、とても笑顔が素敵な人だということが分かります。昔ながらの職人気質を感じます。

彼の家は3代前からボージョレでワイン生産者をしております。
ボーヌで醸造栽培を学び、その後一年ディジョン大学で醸造を学びました。

家業を継いだ当時はブドウの病気が多くて悩まされることが多いため調べていたところ、第二次大戦以降に、フランス全土に病気が増加していることに気がついたそうです。
新たに出現した病気もあれば、昔からある病気の症例が以前よりも劇症化していたり。
その原因や対処法を探ったところビオディナミを知り、これが自分が求める栽培方法ではないかと直感したそうです。

当時ビオディナミは現在ほど知られておらず、ピエール・マッソンに学び、地元で唯一ビオディナミをしていたクリスチャン ドゥクルーと親交を温めながら理解を深め、1994年から試験的にビオディナミを開始、99年には全ての区画でビオディナミを実践しております。

彼は、畑仕事を土壌や畑の向きなど区画ごとに合わせ、その年の天候により仕事の方法も変え、醸造においては全房を使う場合もあれば除梗することもあり、ピジャージュやルモンタージュ、マセラシオンの日数などは柔軟に考えて実行します。

ただし、マセラシオン カルボニック、酵母添加と発酵中の温度管理だけは「しない」と決めています。
ワインの個性を表現するために、それが絶対に譲れない条件だからとのこと。 
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