産地： フランス、アルザス
品種： ピノノワール50%、ゲヴュルツ50%
白ワイン
樹齢： 20年～30年
土壌： グレローズ（ピンクの砂岩）
マセラシオン： 直接プレスしたピノノワールのジュースに全房のゲヴュルツを漬け込み、ステンレスタンクで13日間
醗酵： 自然酵母で1ヶ月
熟成： 古樽で9ヶ月
アルコール度： 12.5%

アンプラントのピノノワールの中でも赤として熟すのが難しい区画のブドウを直接プレスし、そのジュースに全房のゲヴュルツを軽く漬け込み、樽で熟成させたピエ・ド・ネ。
毎年2樽ほどしかできないとても希少で贅沢なワインだ。
2020年は、ブドウが早熟で収量の取れた当たり年。
カトリーヌ曰く、ゲヴュルツがしっかりと熟したので、香り高く適度にスパイシーな気品あふれるワインに仕上がったとのこと！
出来上がったワインは、オレンジの柑橘系の香りや黄色いバラの香水のような爽やかな香りが華やか！
みずみずしくフルーティーで、ピーチティーにジンジャーが加わったような芳香豊かでほんのりスパイシーな味わいがとても官能的！
ちなみに、カトリーヌの説明によると、エチケットに描かれている樽に腰掛ける夫人はゲヴュルツで、そのゲヴュルツ婦人がキャンバスに描
かれたピノノワールのアンプラント婦人に恋をするという何ともシュールなモチーフなのだが、実際にワインを飲むと、なるほど不思議とそのモチーフに合点がいくような…そんな魅惑あふれるワインだ！

白桃の熟した果実やオレンジの柑橘系の香りにバラの香水のような香りがある。
ワインはフルーティーかつほんのりクリスピーでフレッシュな桃のような白い果実のエキスを洗練されたミネラル、紅茶のような心地よいタンニンの渋味が優しく引き締める！

収穫日は9月15日と前年よりも5日早い！
収量は40hL/haと前年よりも15%増！残糖は0.9g/L。
ピノのジュースにゲヴュルツを漬け込んだマセラシオンワイン！
ワイン名は鼻に親指を当てて他の指を動かしながら嘲笑するジェスチャーのことで、いわば日本でいう「あっかんベー」のこと！
クラシックなゲヴュルツの醸造方法を揶揄するというメタファーが隠れている！
SO2無添加！ノンフィルター！

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