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ブルゴーニュ・シャルドネ・ビゴット 2021 / フレデリック・コサール
( Bourgogne Chardonnay Bigotes / Frederic Cossard ) 8965

  • 白ワイン
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¥8,338 税込
商品コード: nomal
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フランス、ブルゴーニュ、サン・ロマン
品種: シャルドネ
白ワイン
樹齢: 61年平均
土壌: 泥土状の粘土・石灰質
マセラシオン: なし
醗酵: 自然酵母で8ヶ月
熟成: 卵型セメントタンク17hLで11ヶ月、ステンレスタンクで4ヶ月

色合いは透明感のあるレモンイエロー。
黄リンゴ、クエッチ、スイカズラの香り。
ワインはヴィヴィッドかつフルーティーで、白い果実のピュアなエキスに伸びのあるシャープな酸、塩気のあるタイトなミネラルがきれいに溶け込む!

収穫日は2021年9月23日。収量は25hL/ha!
この年から天然コルクの代替として期待されているアルデア・シールのバイオプラスチックコルクを試験的に使用している!
ビゴットとは「信心に凝り固まった人」という意味。ピュリニー村内の区画とヴォルネイとポマール近辺との区画のブドウが主。
ピュアな味わいを引き出すため卵型セメントタンクを使用!

≪2021年の特徴≫
2021年は、ブドウが晩熟で、春の遅霜と病気の蔓延、雹の被害の三重苦に見舞われたとても厳しい年だった。
かのロマネ・コンティが「過去5 年間の中で一番収量の少ないミレジムだった」と言うように、特に、プルミエ・クリュ、グラン・クリュクラスの集まるコート・ドールの丘の中腹が霜の影響で収量を大幅に落とした。
その後も、雨の多い不安定な天候によるミルデュー、オイディオムの猛威、冷夏、そして極めつけは8月末にサン・ロマン周辺を襲った雹など、ブドウ栽培は全てのレベルにおいて混沌としていた。
近年の中では、2012が最も不作の年だが、更なる減収だった。
9月に入っても雨天が続いたが、徐々に回復し、幸運にも収穫日はほぼ全ての日程が好天に恵まれた。
ただ、霜や病害の被害を受けたため、ブドウは厳格な選果が必要だった。
ブドウの品質においては、白赤共に酸が多く、また収穫を待つことができたおかげでフェノールもしっかりと熟した。
雨の多かった2013年にも通じるが、日照量が少なかった影響もあり、ブドウは酸化にとても敏感だった。
そのため、熟成の際のタンクの密閉には細心の注意を払った。
ワインの特徴について、2020年が太陽からのエネルギーを受けたボリューム豊かなワインだったのに対し、2021年は、大地からのエネルギーを受けた涼しい酸とミネラルが豊富なワインに仕上がっている。
フレッド自身、2021年を「アルコール度数が低くエレガントで酸のある、かつての良きブルゴーニュを想起させる」と評し、白は、涼しい年の「2012年、2013年」、そして赤は「2012年、2016年」を彷彿させると語る。
共通点は、いずれもブドウが楽に育った年ではなく、厳しい気候に対峙しそれを乗り越えた、生産者にとってとても思い入れの深い年、まさに「生産者の記憶に残る年」と言えよう。


ネゴシアン白
2021 年は、ブルゴーニュ全体がかつてない不作に見舞われ、2012 年に次いでネゴシアンのブドウ価格が高騰した年だった。
どのブドウも価格は前年の 2 倍を下回ることがなく、ボーヌ レ・ブレッサンドやピュリニー1 級レ・ガレンヌ、シャサーニュ1級アベイ・ド・モルジョはあまりの高騰からブドウ購入はあきらめざるを得なかった。
ブドウは、春の遅霜と病気の蔓延により40%~50%の減収。
ニュイ・サン・ジョルジュは7月に大規模な雹に見舞われたが、オー・クロワ・ルージュは奇跡的に被害を逃れることができた。
悪天候に振り回された2021年だったが、早い段階でブドウの房が少なかったことと、終盤で好天に恵まれたことにより、収穫したブドウは、酸とフェノールの熟した、スレンダーなオフヴィンテージを覆す素晴らしい品質であることは救いだった。
醸造は、全体的に酵母の勢いが弱く発酵はとてもデリケートだった。
熟成中は、酸化を防ぐために卵型タンクもクヴェヴリもほとんど蓋を開けなかった。
出来上がったワインは、エレガントで酸とミネラルの旨味が凝縮したテロワールを感じる味わいに仕上がっている。
SO2無添加で慎重かつ丁寧に仕上げられ、一部色の変化が速いワインもあるが、ほとんどのキュヴェはphが低く酸度が高い分Tenue à 'air(ワインを空気に触れさせた状態を保ち酸化の進行を見るテストのこと)の持ちが良く、熟成に耐えるポテンシャルが窺える。

シャソルネイ フレデリック・コサール
Chassorney Frederic Cossard


現オーナーであるフレデリック・コサールが自らドメーヌ・ド・シャソルネイを立ち上げたのは1996年。
当時、ワインとは無縁の酪農の家系で育ったフレデリックは、厳格な父親の影響の下、家業を継ぐために ENIL(国立乳産業学校)で乳醗酵を学ぶ。
学校を卒業後、父親の命令で、ボストン近郊にある乳製品会社Bongrainに 2年間の研修予定で無理やりアメリカに旅立つも3週間でフェードアウト。
その後、家業を継がないことを決めた彼は、父の下を離れ以前から興味のあったワインの世界に裸一貫で飛び込む。
その時、23歳だった彼は、ボーヌとサヴォワの醸造学校でワインを学び、最小限の投資でクルティエの仕事を始める。
何も伝のない中、紙と鉛筆と電話と車だけで片っ端からブルゴーニュのドメーヌの門を叩き、粘り強くワインの交渉に当たり次第に顧客の信用を勝ち得るようになる。
途中、ニュイ・サン・ジョルジュのネゴシアンでワインのブレンドを担当しながら10年間クルティエ業を勤める。
その間、「ブルゴーニュのワインは全て飲み尽くした」という彼は、自らの理想のワインをつくるために、ドメーヌ立ち上げを決意する。
1996年、彼は義理母(当時)と一緒に念願のドメーヌを立ち上げる。
2005年、新たにワイン醸造所を建設し、その翌年にネゴシアン・フレデリック・コサールをスタートし現在に至る。

現在、フレデリックは10haの畑を5人で管理している。( 繁忙期は季節労働者が数人手伝う。)
彼の所有するブドウ品種は、ピノノワール、シャルドネ、アリゴテで、樹齢は若いもので8年。
平均樹齢が50年で、古樹になると樹齢が80年に達する。彼の提唱するVin Vivant (活きているワイン)をいつかグランクリュで表現することを目標にしながら日々探究に絶えないフレデリック。
2000年から畑のプレパラシオンに病気の耐性を強化するホメオパシーを取り入れ、ブドウの活性化を図る。
醸造面でも、粒単位での選果、SO2無添加、ノンフィルター、徹底した温度管理、地中カーヴの増設など、大胆でありながら繊細にして努力家の彼は、良い品質のワインをつくるために支払う代償は全く惜しまない。

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