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サン・ロマン・ルージュ・スー・ロシュ 2021 / シャソルネイ
( Saint Romain Rouge Sous Roche / Chassorney ) 8958

  • 赤ワイン
  • 新商品
¥9,845 税込
商品コード: nomal
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フランス、ブルゴーニュ、サン・ロマン
品種: ピノノワール
赤ワイン
樹齢: 73年平均
土壌: 粘土質・石灰質
マセラシオン: セミマセラシオンカルボニック木桶タンクで21日間
醗酵: 自然酵母で2ヶ月
熟成: 卵型セメントタンク17hL、7hLで11ヶ月、ステンレスタンクで4ヶ月

色合いは少し濁りのあるルビー色。
グロゼイユ、シャクヤク、バラ、モミの木の香り。
ワインは艶やかでストラクチャーがあり、染み入るようにジューシーな果実味にスパイシーなミネラル、キメの細かいタンニンが上品に溶け込む!

収穫日は2021年10月1日。収量は15hL/ha!
スー・ロッシュは区画名で名前の通り薄い表層土のすぐ下を分厚い石灰岩層が続く。畑面積は1.2 ha。
ピュアな味わいを引き出すため卵型セメントタンクを使用!

≪2021 年の特徴≫
2021年は、ブドウが晩熟で、春の遅霜と病気の蔓延、雹の被害の三重苦に見舞われたとても厳しい年だった。
かのロマネ・コンティが「過去5 年間の中で一番収量の少ないミレジムだった」と言うように、特に、プルミエ・クリュ、グラン・クリュクラスの集まるコート・ドールの丘の中腹が霜の影響で収量を大幅に落とした。
その後も、雨の多い不安定な天候によるミルデュー、オイディオムの猛威、冷夏、そして極めつけは8月末にサン・ロマン周辺を襲った雹など、ブドウ栽培は全てのレベルにおいて混沌としていた。
近年の中では、2012が最も不作の年だが、更なる減収だった。
9月に入っても雨天が続いたが、徐々に回復し、幸運にも収穫日はほぼ全ての日程が好天に恵まれた。
ただ、霜や病害の被害を受けたため、ブドウは厳格な選果が必要だった。
ブドウの品質においては、白赤共に酸が多く、また収穫を待つことができたおかげでフェノールもしっかりと熟した。
雨の多かった2013年にも通じるが、日照量が少なかった影響もあり、ブドウは酸化にとても敏感だった。
そのため、熟成の際のタンクの密閉には細心の注意を払った。
ワインの特徴について、2020年が太陽からのエネルギーを受けたボリューム豊かなワインだったのに対し、2021年は、大地からのエネルギーを受けた涼しい酸とミネラルが豊富なワインに仕上がっている。
フレッド自身、2021年を「アルコール度数が低くエレガントで酸のある、かつての良きブルゴーニュを想起させる」と評し、白は、涼しい年の「2012年、2013年」、そして赤は「2012年、2016年」を彷彿させると語る。
共通点は、いずれもブドウが楽に育った年ではなく、厳しい気候に対峙しそれを乗り越えた、生産者にとってとても思い入れの深い年、まさに「生産者の記憶に残る年」と言えよう。

ドメーヌ赤
ドメーヌ白同様に、創設以来最も厳しい年だった。
サン・ロマン スー・ロッシュは、白同様に8月末に雹が降り、収量は70%減だった。春の遅霜とブドウの病気の蔓延によりオークセイ・デュレスは全滅。サヴィニー・レ・ボーヌとポマール1級レ・ペズロールは50%~60%の減収となった。
ポマール1級レ・ペズロールを格下げし、それを1/3例年他の生産者に売っているポマールのブドウ2/3とアッサンブラージュしてAOCポマールとした。
ドメーヌのブドウの中では、唯一霜の被害を逃れたヴォルネイが30hL/haと辛うじてある程度の収量を確保することができた。
フレッド曰く、ヴォルネイは村を挙げてロウソク焚きなどの霜対策に徹した成果が如実に出た良い例だとのこと。
醸造は、雹に直接当たったサン・ロマンは粒単位の厳格な選果を行ない、極力梗のえぐみが出ないよう抽出に気を遣った。
その他のブドウは、選果不要なほどきれいだったので、醸しは毎日果房を濡らす程度のルモンタージュに抑え、味を確認しながらマセラシオンを出来るだけ長く引っ張った。
また、この年から新しく、卵型タンクに入り切らないワインは、蛇口と蓋の付いた4hLのカブ型の炻器(ジャー)の使用を試みた。
出来上がったワインは、終盤フェノールが熟すだけの好天に恵まれたこともあり、涼しい年と言われる2021年らしからぬボリューム感はあるが、一方で、バラやシャンピニョンなどヴァンナチュールファンが反応する官能的な香りがあり、果実味はどれも染み入るように優しくタンニンも柔らかい。
その中でも、とりわけヴォルネイの3キュヴェは、日照量の少ない年とは思えない果実のボリューム感と重心の低い酸、タンニンの柔らかさが三位一体となり、ブラインドだと良い年のヴォーヌ・ロマネを彷彿させる。
フレッド曰く、果実味の優しいふくよかさは2016年、そして個々のテロワールを感じる酸や塩気のあるミネラルは2012年の特徴を彷彿させるとのこと。白同様、酸化に敏感な面があり、早めに熟成の妙味が楽しめるミレジムと言えよう。

シャソルネイ フレデリック・コサール
Chassorney Frederic Cossard


現オーナーであるフレデリック・コサールが自らドメーヌ・ド・シャソルネイを立ち上げたのは1996年。
当時、ワインとは無縁の酪農の家系で育ったフレデリックは、厳格な父親の影響の下、家業を継ぐために ENIL(国立乳産業学校)で乳醗酵を学ぶ。
学校を卒業後、父親の命令で、ボストン近郊にある乳製品会社Bongrainに 2年間の研修予定で無理やりアメリカに旅立つも3週間でフェードアウト。
その後、家業を継がないことを決めた彼は、父の下を離れ以前から興味のあったワインの世界に裸一貫で飛び込む。
その時、23歳だった彼は、ボーヌとサヴォワの醸造学校でワインを学び、最小限の投資でクルティエの仕事を始める。
何も伝のない中、紙と鉛筆と電話と車だけで片っ端からブルゴーニュのドメーヌの門を叩き、粘り強くワインの交渉に当たり次第に顧客の信用を勝ち得るようになる。
途中、ニュイ・サン・ジョルジュのネゴシアンでワインのブレンドを担当しながら10年間クルティエ業を勤める。
その間、「ブルゴーニュのワインは全て飲み尽くした」という彼は、自らの理想のワインをつくるために、ドメーヌ立ち上げを決意する。
1996年、彼は義理母(当時)と一緒に念願のドメーヌを立ち上げる。
2005年、新たにワイン醸造所を建設し、その翌年にネゴシアン・フレデリック・コサールをスタートし現在に至る。

現在、フレデリックは10haの畑を5人で管理している。( 繁忙期は季節労働者が数人手伝う。)
彼の所有するブドウ品種は、ピノノワール、シャルドネ、アリゴテで、樹齢は若いもので8年。
平均樹齢が50年で、古樹になると樹齢が80年に達する。彼の提唱するVin Vivant (活きているワイン)をいつかグランクリュで表現することを目標にしながら日々探究に絶えないフレデリック。
2000年から畑のプレパラシオンに病気の耐性を強化するホメオパシーを取り入れ、ブドウの活性化を図る。
醸造面でも、粒単位での選果、SO2無添加、ノンフィルター、徹底した温度管理、地中カーヴの増設など、大胆でありながら繊細にして努力家の彼は、良い品質のワインをつくるために支払う代償は全く惜しまない。

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