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リボッラ・ジャッラ 2018 / ダミアン・ポドヴェルシッチ
( Ribolla Gialla / Damijan Podversic ) 8940

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¥7,678 税込
商品コード: nomal
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産地: イタリア、フリウリ、ヴェネツィア・ジュリア、ゴリツィア
品種: リボッラ・ジャッラ 
白ワイン
樹齢: 20~40年。
アルコール: 14%

収穫を可能な限り遅らせることで、最大限に成熟した果実。果皮には多くの貴腐の恩恵を受けたブドウと腐敗果を徹底して選果を行う。
除梗して果皮、種子と共に3カ月、圧搾後、大樽にて 36 か月、瓶内にて 18か月の熟成。
貴腐化したブドウが 40%という2018年ヴィンテージ。
繊細さと柔らかさ、今までにないバランス感をもった理想的なリボッラジャッラ。

以前ダミアンが語っていた言葉ですが、「ヴィンテージの特徴は1年間の気候に左右されるものではない、収穫前1カ月間の気候(気温差、雨、日照)によって色付けされる」。
それを裏付けるように前回2017年は、一般的には「暑い年」と言われますが、ダミアンにおいては正反対の「冷涼さ、繊細さ」を感じるワインでした。
2018年は、貴腐の割合でいえば 2017年ほどではありませんが、果実の成熟、酸の柔らかさ、これまでのヴィンテージにはないバランス感をもった年だと思います。
全体的には暑さよりも冷涼さや雨の多いヴィンテージではありました。
しかし収穫前の1カ月、例年より昼夜の気温差が少なかったこと、そして湿度が高く全体の40%ほどに貴腐の恩恵があった事で、ダミアン的には「暑い年」、「寒い年」両方の表情を持ち合わせたヴィンテージだと考えると、非常にわかりやすいかと思います。
種子、果皮まで完熟し、さらに貴腐の恩恵も持っているリボッラ ジャッラ。
貴腐由来の繊細でいて奥行きのある酒質と、果実由来のふくよかさやアロマ、余韻の長さは、例年に比べ非常にストレートで伝わりやすい、そして何より現時点で非常にバランスが取れている事に驚かされます。
これまでのダミアンで、リリースの時点でここまで均整がとれているのは珍しく、ヴィンテージの変化以上に、近年ワインのクオリティが上がっている事を実感しております。
今年は円安の影響が直撃してしまい、昨年以上の値上げをせざる負えない状況となってしまいました。
しかし、ワイン自体の完成度を見ていただければ、その価値は間違いなくあると納得していただけると信じております!
まだまだ進化が止まらないダミアン、ぜひともよろしくお願いいたします!

ダミアン・ポドヴェルシッチ
Damijan Podversic


常に進み続けることが当然!と言わんばかりの揺るがない強い意志と、積み重ねてきた経験。

 ダミアンにとっての始まり、すべては無き父の存在だといえる。2haのブドウ畑で栽培したブドウでワインを造り自分のオステリアで出す父。オステリアの仕事より畑仕事が大好きであった父に連れられ、幼いころから栽培や醸造にのめり込んでいたダミアン。「自分がワイン造りの道に進むことを、心から喜び、応援してくれたのは父だった。」と語る。彼にとっての大きな転機、オスラヴィエのヨスコ・グラヴネルとの出会いのきっかけも、やはり父だった。1985年当時、フリウリのワイン造りに一石を投じたヨスコの元には、多くの熱意ある造り手が集まっていた時期。父に連れられ、当時17歳のダミアンは、ここで多くの経験をすることとなる。 ダミアン曰く、「技術的なことだけでなく、より内面的な部分で学ぶことがたくさんあった」という。徐々に自身の進む道を定め、1998年に高樹齢の畑(Monte Calvario)を手に入れ本格的に栽培・醸造を開始。

 前に進み続けることが当然!と言わんばかりの揺るがない強い意志と、積み重ねてきた経験。1998年よりカンティーナを立ち上げ、リボッラジャッラをはじめとしたフリウリ特有のブドウを栽培。土地への最大限の敬意、概念に囚われない醸造、果皮の本質を見せるワイン、揺るぎない信念(頑固さ)をもつダミアン。「畑での仕事量こそがワインの根幹を成す」その言葉通り、畑仕事への追及はどの生産者よりも激しい(恐ろしい)。樹上での熟成は、収穫を11月まで遅らせることも少なくない。土地由来の強いミネラル、果実的熟度、さらにはボトリティス(貴腐菌)の恩恵をも受けた彼のワイン。貴腐化した果実を含むため、非常に厳しい選果を行ってから除梗。縦型の開放式大樽の中にて2か月以上のマセレーションを行いつつ、野生酵母にて醗酵。圧搾後、大樽にて熟成。4年以上のサイクルにてボトル詰め。土地の持つ強烈なミネラル、完熟した果実、骨太な酸、さらにはボトリティスの恩恵を受けた彼のワインは、豊かさと旨みはもちろんの事、他のいかなるワインとも異なる個性を持つ。

 畑では年により必要最小限の銅と硫黄物を使うのみで、一切の肥料、薬品類を使用しない。さらには土壌の耕転さえも行わない。春から夏にかけての徹底した除葉と摘房、果実の収量制限を行う。また、収穫に至っては樹上に極限まで残し熟成を促す。結果、収穫は10月中旬以降、雨が少なく条件が整った場合は11月に至ることも少なくない。コッリオ周辺特有の湿度の高さは、一定の条件を満たすことで、ボトリティスノービレ(貴腐)の恩恵を受けることができる。そうしてボトリティスをまとった白ブドウを収穫。畑での 徹底的な追及と作業量の多さ(過酷さ)は、どんな造り手にも引けを取らないだろう。  貴腐化した果実を含むため、非常に厳しい選果を行ってから除梗。縦型の開放式大樽の中にてマセレーション(果皮の浸漬)を行いつつ、野生酵母にて醗酵。日々のパンチングダウン(浮き上がった果帽を 突き崩す)を繰り返し、60~90日に及ぶ醗酵の後に圧搾。圧搾後、大樽にて36か月、瓶詰め後12か月(2010より)の熟成を行う。モンテカルヴァリオの持つ強烈なミネラル感、完熟した豊かな果実、そして全く失われることのない骨太な酸、ここにボトリティスの恩恵を受けた彼のワインは、豊かさと旨みはもちろんの事、他のいかなるワインとも異なる個性を持つ。

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