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VdF ラム・ウルーズ・ルージュ・マグナム 2020 / レ・ヴィーニュ・ド・ラトリ 「エリーズ・ハマン」
( L'Ame heureuse Rouge Magnum / Les Vignes de l’Atrie Elise Hamant ) 8513

¥7,700 税込
商品コード: nomal
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フランス、ロワール
品種: グロロー 
赤ワイン
アルコール度:
1500ml マグナムボトル

エッジがややオレンジがかった中程度の赤色。ドライ苺など充実感のある赤い果実の香りに、摘みたての葉付きの苺、カルダモンなど爽やかな印象、腐葉土など素朴な様子も伺えます。
口に含むと香りに感じられる凝縮した印象に比べて、軽やかなタッチで伸びやかに流れ込みます。
若々しく可憐な赤い果実や深みのある果実味、ほどよい熟成感が絶妙なバランスで溶け込み、円みを帯び柔らかく滑らかに広がります。
アフターにかけて旨味が溢れるように引き出され奥行きを感じ、苺のコンフィチュールを想わせる甘やかな香りが鼻腔に抜けていきます。
抜栓後5日経過した現在でも果実味が崩れることなく、まろやかで旨味と上品な味わいをお楽しみ頂けますので、マグナムボトルですがグラスワインでもゆっくりとご使用頂けます。

レ・ヴィーニュ・ド・ラトリ(エリーズ・ハマン)
Les Vignes de l’Atrie(Elise Hamant)


エリーズは約10年間に渡り農業に関った後、2018年にエゼネ(Aizenay)というナント市から南に約一時間下った町に唯一残されたレ・ヴィーニュ・ド・ラトリの葡萄畑4haを引き継ぎました。
彼女は限りなく畑を自然な状態に近づけたいという思いから、既に2012年よりビオロジック農法で作業された畑を2018年から耕起作業は部分的にのみ行い、冬には畑に羊を放牧して動物に草刈りをさせ、同時に糞から有機物を畑に運ぶなどの工夫をしています。
土壌は花崗岩やシストと少しの雲母からなる、ローム土(粘土と砂の間のシルトが多い土)と砂質土が混ざり合ったテロワールで、品種はグロロー、ガメイ、カベルネフラン&ソーヴィニョン、シャルドネ、グロローグリを栽培。

春から夏にかけては一般的に使われる硫黄と銅の使用を極力抑え、代わりに肥料や煎じ薬、ハーブティー又はエッセンシャルオイルなどを使い自然なバランスを生む考えのもと葡萄の木や土壌のトリートメントを行います。
このように自然に大きなリスペクトを払う彼女のワインには人的介入を感じないどこか素朴な印象を受けます。
醸造時も極力ワインに手を加えないところ、時には少しワイルドな味が出るものもあり、以前のグリオットを少し思い返すような生産者です。
非常に残念ながら彼女は2021年ヴィンテージを最後にワイン造りを辞めてしまい、次のステップへと進む方針ですが、最後に彼女のワインを日本で紹介できる事を嬉しく思います。

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