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ヴァン・ド・サヴォワ・モンドゥーズ 2019 / アドリアン・ダカン
( Vin de Savoie Mondeuse / Adrien Dacquin ) 8485

¥5,445 税込
商品コード: nomal
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産地: フランス、サヴォワ、アプルモン
品種: モンドゥーズ85%、ペルサン、ドゥースノワール15%
赤ワイン
樹齢: 4年~79年
土壌: 石灰質・粘土質
マセラシオン: スミマセラシオンカルボニックファイバータンクで16日
醗酵: 自然酵母で5週間
熟成: 600Lの卵型樹脂タンク、ファイバータンクで10ヶ月

ダカンの公式初ヴィンテージとなるモンドゥーズ(その前は個人消費用として仕込んでいた)。
畑はアビームの南東の急斜面にあり、ヴィエーユ・ヴィーニュと植樹したばかりの若木が隣接している。
アドリアン曰く、土壌はグラニエ山の崩壊により堆積した石灰が大半を占めていて、サヴォワのモンドゥーズの中では繊細でフィネスのあるワインに仕上がるとのこと。
2019年は、ブドウが早熟で収量にも恵まれた当たり年だった。
また、この年はモンドゥーズ以外に現在のサヤのキュヴェに入るペルサン、ドゥースノワールの若木のブドウを一緒に収穫し全て混ぜて仕込んでいる。
マセラシオン期間は16日と他のミレジムよりも短いが、当時はピジャージュなどしっかりと行っているため色の抽出が濃く、出来立ては少しタンニンが目立った。
タンニンがこなれるまでリリースは控えカーヴで約 2 年間瓶熟成させ、今回2021年と一緒にリリースするに至った。
出来上がったワインは上品かつスマートで、コクのあるみずみずしい果実味に溶け込んだ骨格のある酸と鉱物的なミネラル、滋味深いタンニンが長熟を予感させる!
細マッチョと言うのか、アルコール度数11%と酒質は優しいが、それを優に超える中身のしっかりとした飲みごたえの感じられるワインだ!

ミュールの黒い果実やグロゼイユの赤い果実に鉱石やタイムのハーブ香がある。
ワインは滑らかかつコクのある果実味が滋味深く清涼感があり、線の細いキュートな酸と鉱物的なミネラル、ほんのりビターなタンニンが味わいに立体感を与える!

収穫日は9月28日。収量は40hL/ha。
ヴィエーユ・ヴィーニュのモンドゥーズに植樹したばかりのモンドゥーズ、ペルサン、ドゥースノワールをアッサンブラージュ!
畑は Abymes(アビーム)の一画にあり、土壌は石灰質・粘土質だが粘土の表層が薄く、ほぼピュアな石灰土壌の影響を受け、繊細でフィネスのあるワインが出来上がる!
エチケットは急勾配の畑のイメージをロッククライミングとマッターホルンで表している!
別称はMaelie(マエリー)と長女の名前。
SO2無添加!ノンフィルター!
アドリアン・ダカン
Adrien Dacquin


オーナーのアドリアン・ダカンは、祖父の代から続くビオブドウ栽培農家で育つ。
大学を卒業後、製図師として地図の製作会社に勤務する傍ら、父親の畑仕事を手伝いながらブドウ栽培を独学で学ぶ。
2012年、初めて個人消費用のワインを仕込み、それ以降醸造にも興味を持つ。
2017年、ジャン・イヴ・ペロンに出会い、彼をきっかけにヴァンナチュールの世界に目覚め、同年13年間働いた地図の会社を退職し、3.5haの畑を取得して小さなドメーヌを立ち上げる。

ヴァンクゥール初登場のアドリアン・ダカン。
ジャケールの畑のすぐ目の前にはサン・タンドレという湖、そして、遠くに見える雪山は2000m~3000m級の峰が連なるベルドンヌ連峰、さらに左に構えるどっしりとした山は、トム・ド・サヴォワ(トム・ド・ボージュ)で有名なボージュ山塊、これら壮大な景色が目の前に広がる。
このジャケール畑のブドウは、今回リリースするキュヴェで言えば、アプルモンとオリジンに使用されていて、平均樹齢は60年、アドリアンの祖父が植樹したものだ。
畑は傾斜が非常に激しく、運動靴を履いてもグリップが効かずズルズルと滑り落ちるくらいの角度がある。
この上から下まで150mほど距離と100mほどの高低差がある畝をアドリアンはほぼ機械を使わず、散布、鍬掛け、収穫と、全て手作業で行っているから本当にスゴイ!

次に、彼がこの畑で使う唯一の機械という例で見せてくれたTreuil(トルィユ)と呼ばれるウインチ。
彼は、このトルィユを主に土起こしを行なう時、そして、年一度の収穫の時のケースを運ぶ時に使用するそうだ。
トラクターの後ろに装着し、モーターの回転動力を利用してワイヤーロープを巻き上げる。
「これで土起こしをしていると幼い頃を思い出す」と彼は言う。
「幼い頃の私は、遊び場と言えばいつもこの畑だった。父の作業について行くのが毎日の日課で、特に父がこのトルィユを使って土起こしする作業が大好きだった。
なぜなら大きな鍬にこのトルィユを付けて下から引っ張り上げる時に、父が鍬の上に乗りまたがるのだが、その時に私も一緒に乗せてくれて、それがまるで遊園地で遊んでいるようで本当に楽しかった!」と、今じゃとても危険で考えられないというジェスチャーをしながら楽しそうに語ってくれた。
とにかく、彼にとっては、年を取った今でも畑が遊び場であって、実際、散布や手動の鍬掛けなど肉体的にハードな仕事も体を鍛えるスポーツのひとつという認識だ!

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