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ジャンドン・ロザート 2021 / イル・ファルネート
( Giandon Rosato / Il Farneto ) 8328

¥2,255 税込
商品コード: nomal
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イタリア、エミリアロマーニャ
品種: ランブルスコ サラミーノ 50%、スペルゴラ 25%、、他
ロゼワイン
樹齢: 10~15年
アルコール度: 11.5%
キャップシールなし

収穫後、黒ブドウは除梗し果皮と共に短時間のマセレーション。
プレスを行い果汁のみで醗酵が始まる。途中スペルゴラのモストを加え醗酵、タンク内で6カ月の熟成。
ジャンドンロッソと同じ区画の黒ブドウより造られた、実験生産のロゼ。
軽いタンニンと強めの 色調、酸を強調した飲み心地の良さ。
非常にドライで食べ物を欲する、食中酒としてのロゼ。

いつも間にかシリーズ化してましたジャンドンロッソ、ビアンコに続き今回ロザートが登場です。
近年白ワインの需要が伸びる一方、「昔のように、赤ワインをあ まり飲まなくなってきた」、そう語るマルコ。
彼らの土地レッジョエミリアではやはり「ランブルスコ」、赤ワインが主役ですし、食文化としても欠かせない存在です。
畑の割合でも約6割はマルツェミーノやランブルスコと言った黒ブドウというイルファルネート。
赤ワインが大量にストックしている問題を、少しでも改善できるかと考え、 2021年の収穫で、実験的に醸造しました。
ブドウはジャンドンロッソと同じ畑、ランブルスコ系の黒ブドウがベースとなります。
果皮と短時間のマセレーションの後にプレスし、バランスを見て白ブドウのモストを加えて醗酵。
一般的な「チャーミングなロゼ」というより、ランブルスコからのタンニン、色素、そしてスペルゴラから太い酸。
十分な飲みごたえと、ドライ心地よい飲み心地のロゼとなっております。
どこか、単なるロゼというよりも、ランブルスコの土地ならではの「食欲をそそる」印象のある、魅力的な食中酒になっていました!

イル・ファルネート
Il Farneto


当主であるマルコ・ベルトーニは、幼い頃から見てきたワイン造りに強い憧れを持ってきた。
2000年に8ha放棄地を手に入れ、ブドウ栽培を開始。効率を考えた近代的な農業を嫌うマルコ、あくまでも手作業を中心とし、ビオディナミ式の農業を取り入れつつ、自然環境を尊重した循環型の栽培を追求。
畑では一切の農薬、肥料(堆肥さえも)を使用せず、ボルドー液についても、畑を開始した2001年よりほとんど使わないことに驚愕する。
「自分にとってマルツェミーノやスペルゴラは、とても身近なワインだった、それこそ常にテーブルにある、そんな存在。だから無為に凝縮したワインを造ることよりも、当たり前にあった風景や、伝統を残していきたいんだ。」
そう話す彼。あくまでもテーブルワインとしての存在を求める、反対を言えばそんな当たり前の事さえなくなりかけている現実に、逆らうこと。これこそが彼を動かした原動力といえるだろう。
醸造においては、少なからず温度の管理はするものの、不必要な酵母添加を行わず、ごく最低限の亜硫酸を使用するのみ。
フリッツァンテは、醗酵が終わったのちにボトル詰め。
スペルゴラから造ったモストコット(煮詰めた果汁)を少量添加し瓶内二次醗酵を行う。
その後スボッカトゥーラ(オリ抜き)せずにリリース。
マルツェミーノは屋外にある大型のセメントタンクで醗酵、圧搾後春まで、外気の寒さを利用してオリ引きを行うなど、古くからおこなわれてきたワイン造りを忠実に守りながら生まれるマルツェミーノは、驚くほど純粋で直観的な味わい。
そして、すべてのワインに共通する骨太な酸と果実的な雰囲気。醸造的な未熟さを埋めるのに十分な素材のよさ。素晴らしい信念と情熱を持った造り手。

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