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VdF ヴィエイユ・ヴィーニュ・ルージュ 2019 / シモン・ビュッセー
( Vieilles Vignes Rouge / Simon Busser ) 8038

¥3,058 税込
商品コード: nomal
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産地: フランス、カオール
品種: マルベック 
赤ワイン
アルコール度:

小石の多い粘土石灰質土壌の樹齢約50年の葡萄。
コンクリートタンクでルモンタージュを行いながら1ヶ月間のマセラシオン。
その後フードルで18ヶ月熟成。
2018年ヴィンテージまでポリチネルというワイン名でしたが、2019年ヴィンテージからワイン名とエチケットが一新しました。
エッジがやや紫がかった深紅の色合い。
レーズンやカレンズ、カシスなどのドライフルーツを想わせる黒系果実香を主体に、赤い果実のドライフルーツの印象が加わります。
色合いや香りから若い果実の様子が伝わってきますが、どこか
しっとりと落ち着いた雰囲気を感じさせます。
口に含むと香りからイメージする凝縮した果実の重厚感に比べ、軽快感のある伸びやかな飲み心地に驚きを感じます。
小気味良い張りのある酸は若さや軽やかさを引き立て、ほど良い甘みが舌を包み馴染みやすさを感じさせしなやかな口当たり。
徐々に大地から吸い上げた様々な要素が複雑性を与えているか
のような深みや安心感を伴う、密度の高いエキスの詰まった果実味が大きく広がり、シルキーなタンニンが僅かに残りアフターにかけてしっとりと大人びた雰囲気を感じさせます。
明るい若々しさと上品で奥深い印象を兼ね備えた緻密な果実味で雑味のない充実感のある仕上がりです。

シモン・ビュッセー
Simon Busser


カオールの新星☆シモン・ビュッセ

オーナーであるシモン・ビュセーの父親は、既にビオロジック栽培をしていましたが、醸造設備を持たなかったため、収穫したぶどうは協同組合に販売していました。
父が所有し賃貸するぶどう畑の内、一番古い樹齢(1970年)の一部3haのぶどう畑を引き継いで2007年よりワイン造りを開始した新しい蔵元です。
2007年の醸造は、近所でワイン造りをする知り合いの醸造設備を借りて仕込みました。
それまでワイン作りを手伝ったことはあっても、醸造学校に行ったこともなく、ワイナリーで働いたこともないシモンにとっては、試験的な仕込みであり、どちらかというとちょっとした興味程度のことでした。
知り合いである“近所のおじさん”のワイン作りを真似て作った初ビンテージは、SO2をあまり使わなかったという(SO2含有量は80mg/L)。今風のテクニックを駆使しないことが幸いしたのでしょう。その結果、ワイン作りとは、原料であるぶどう栽培と発酵という工程が必要な、奥が深く複雑で、内容の濃い点に興味がわいてワイナリーになる決心をしました。
夢は地中海の大平原「カマルグ」で乗馬をして暮らしたい、というほど馬が大好きなシモンは、どうせ農業をするのなら馬で耕そうと考えます。
友人を通して、馬でぶどう栽培をする蔵元として有名なロワールのオリヴィエ・クザンに出会い、手綱さばきの研修を受けました。
今ではボルドー液などの農薬散布以外は全て馬を使って栽培をするようになりました。「馬は、大地と私の大切な友達。」とシモンは言います。

栽培・醸造

そんな彼ゆえ、父から譲り受けたぶどう畑は当然ビオロジック栽培。現在では5haに拡大し、一部でビオディナミも実践している。2007年に「エコセール」の認証を取得しました。
「産地らしさ」その典型性をワインに表現するには、毎年異なる気候の違いに応じて最高のぶどうを育てること。ぶどうが最後まで熟成する力があるかどうか。そういう点も含めて収穫のタイミングがワイン作りにおいて一番重要だと考えています。「ぶどうがワインになる秘密の通り道がある」のだそう。
収穫の際には、喜び、または歓喜に包まれた雰囲気でぶどうを収穫できると、そのエネルギーがワインの味に影響すると思っています。(J.M.ブリニョも同じ事を言っています。)これは言い換えると労を惜しまず仕事をするということであり、心をこめてぶどう作りをすることにつながります。当然、醸造所での仕事も同じライン上にあります。
シモンさんの気持ちが皆に伝わるせいか、週末にあわせた3~4日間の収穫には、家族や友人、その家族が集まって50人前後の人が手伝ってくれる。バックラベルには、感謝を込めて収穫者の名前を入れています。
蔵の中での仕事は、できるだけ人為的な介入をしないよう、またポンプを使わないように心がけます。酵母は天然酵母を使い、SO2はできるだけ控えたワイン作りをおこなっています。

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