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VdF ル・カリニャン・ド・ラ・ソース・ルージュ 2019 / フォン・シプレ
( Le Carignan de la Source Rouge / Fond Cypres ) 7844

¥3,828 税込
商品コード: nomal
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フランス、ラングドック、コルビエール、エスカル
品種: カリニャン 
赤ワイン
樹齢: 57年~73年
土壌: 石灰質・粘土質
マセラシオン: 40hLの木桶タンクで27日間
発酵: 自然酵母で19日間
熟成: 古樽600 Lで10ヶ月

2019年は、ブドウが完熟したと同時に酸がしっかりと残った年だった。
醸造は、前回セメントタンクでマセラシオンを行ったが、今回は新しく入手した40hLの木桶タンクを使用した。
ロドルフ曰く、今回マセラシオンは数回のピジャージュのみで、なるべくブドウを潰さずにジュースに浸けるアンフュージョンをイメージしてゆっくり抽出したとのこと。
出来上がったワインは、バラの花弁やスミレなど果実よりも花の香りが強く、凝縮した野趣あふれるしなやかなコクに酸を感じる高貴な味わいはまるでイタリアの王様バローロを彷彿させる。
今飲むのであれば鹿やイノシシ、リエーヴルなどのジビエ料理と、そうでなければあと最低5年は寝かせてほしいポテンシャルの高いワインだ。

プルーンなどのドライフルーツやバラの花弁、スミレなどの凛とした香り。
ワインは芳醇かつスマートで酸味のある果実味に滑らかなコクがあり、洗練されたミネラルとキメの細かいタンニンがきれいに溶け込む!

収穫日は9月17日。収量は豊作で50hL/ha!
前回までマセラシオンはセメントタンクだったが、今回はマセラシオンに 40hLの木桶タンクを使用している!
ワイン名は畑の区画の名前。
la Sourceの区画は昔地下に水源があった!
SO2無添加!ノンフィルター!

ドメーヌ・フォン・シプレ
Domaine Fond Cypres


 生産地 世界遺産に登録されている城塞都市カルカソンヌを東に30㎞ほど進んだ、ミネルヴォワとコルビエールの境目にある村エスカル。
そこにドメーヌ・フォン・シプレがある。ブドウ畑は、ドメーヌのまわり一面を取り囲むように、南を背に標高の低い場所から小高い丘に沿ってテラス状に広がる。
気候は地中海性気候で夏は暑く乾燥しやすいが、畑が北斜面にあるおかげで、年中風の通りが良く、ブドウは直射日光から守られる。
また、石灰質の分厚い粘土層は、ブドウに細かいチョークのようなミネラルエキスを潤沢に与える。
このドメーヌ周辺は、ワインの他にカルカソンヌの郷土料理に代表されるトマト風味のカスレや鴨のコンフィ、オリーブなどが有名。
歴史 ドメーヌの当主であるレティシアは、高校を卒業後1985年パリで美術商を目指し学んでいたが、一生の仕事ではないと判断した彼女は、美術商の道を諦め、1988年南の両親の下に戻り、彼らと共にカルカソンヌ郊外でシャンブル・ドット(民宿)を始める。

 当時、彼女の両親は祖父から引き継いだ畑5haを有しており、高校の教師をしていた父親がワインづくりを兼業していた。
1998年、エスカル村にカーヴ付で7haのブドウ畑がまとまって売りに出ていたのを知った父親は、畑を買い替えることを決める。
この時ワインづくりに興味を持ち始めた彼女は、同年カルカソンヌのワイン学校に通い始める。
翌年の1999年にはドメーヌの丘の上の森を6ha開墾しブドウを新たに植え、着々とドメーヌ立上げの準備を整える。
それから5年後の2004年、父親が教師の定年を迎えたのを機にシャトー・フォン・シプレを立ち上げ、彼女がオーナーとなる。

 2005年、彼女の夫であるシャソルネイ・デュ・スッドの共同管理者ロドルフ・ジャネジニを通じてドメーヌ・ド・シャソルネイのフレデリック・コサールに初めて出会う。
2010年、ドメーヌ経営とワイン造りに行き詰っていたレティシアだったが、フレッドのアドバイスを取り入れワイン造りを一新し、ワイナリー名もシャトーからドメーヌに変え新たな再スタートを切る。
生産者 オーナーのレティシアは、父親と夫であるシャソルネイ・デュ・スッドの共同管理者ロドルフと3人で現在18haの畑を管理している。
(繁忙期は季節労働者数名を雇う)ブドウ品種は、白ワイン用のブドウであるグルナッシュ・ブラン、ヴィオニエ、ルーサンヌ、そして赤ワイン用のブドウのシラー、グルナッシュ、カリニャン、サンソーがある。
ワイン総生産量は630h/l 前後だが、その内の約半分はまだワイン農協に桶売りをしている。

 元々ドメーヌを立ち上げた時からBIOに興味があり畑も有機だったが、2005年にフレデリック・コサールと出会って以来、ヴァンナチュール、特に酵母無添加、SO2ゼロのワイン醸造に興味を持つ。
2010年、フレッドのアドバイスによりドメーヌは見事な改革を遂げ、ワインのスタイルもカジュアルなものからより繊細でかつ重厚で高級感のあるものに変化させた。彼女の現在のモットーは「完熟したブドウでエレガントなワインをつくる!」こと。
シンプルだが、南では殊更両立の難しい永遠のテーマを自らに課す。四六時中ワインのことばかり考えている、根っからのヴィニョロンだ。

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