フランス、ボジョレー
品種： ガメイ 赤ワイン
樹齢： 48年平均
土壌： 泥土状の砂地
マセラシオン： マセラシオンカルボニック ホーロータンクで10日間
醗酵： 自然酵母で10日間
熟成： ファイバータンクで5ヶ月
アルコール度：

2019年は、気温が40℃を超す記録的な猛暑に見舞われた年。カリーム曰く、ワインが重くならないよう早めに収穫を試みたとのこと。出来上がったワインは、周りの生産者が軒並みアルコール度数13％を超えるマッチョなワインをつくり出す中、カリームのデュ・ブール・ダン・レ・ピナールは逆に2019年ミレジムとは思えないほどライトで軽快なワインに仕上がった。余韻にスパイシーで心地よい苦みがあり食欲をそそる。カー・ヴェー同様に、肩ひじを張らず気軽に飲めるヴァン・ド・ソワフだ。開けたては還元している可能性があるので、カラフすることをおススメ。

レッドチェリー、ヒヤシンス、ドライイチジク、アーモンド、生肉、潮の香り。ワインはピュアかつ果実味がみずみずしく軽快で透明感があり、優しいエキスに溶け込むほんのりビターで滋味深いミネラルが心地よい。

収穫日は9月10日と例年よりも1週間早い。収量は56hl/haと豊作だった。
ブドウは故ジュール・ショヴェが所有していた畑から。ワイン名は「ほうれん草に入れるバター」という意味のポパイのイメージと「アラブの2世（カリームのこと）が安酒に浸かる」というカリームの独特のユーモアが掛けられている！
SO2は瓶詰め前日に10mg/L添加。ノンフィルター。