フランス、ブルゴーニュ
品種： ピノノワール、ガメ 赤ワイン

シャサーニュモンラッシェ村の東にある「LesSaugeots（レソージョ）」という区画に樹齢約45年のピノノワールとガメが一緒に植えられています。葡萄の比率は各50%ずつで最初から混ぜて醸造。醸造方法は基本的に他の赤ワインと同じですが、フレッシュな果実味を活かすために新樽は使わず旧樽のみで熟成させています。色調淡くチャーミングな果実味と酸味、軽やかでバランス良く飲みやすい味わい。ブルゴーニュルージュ同様、ブルゴーニュパストゥグランとしては高いレベルの造りになっています。

2017年は4月末~5月1日に霜の危険性があったので早朝から煙幕を焚いて霜害を防ごうとしたが、幸い風が強く乾燥していたので、標高の低い場所に畑があるパストゥグランとブルゴーニュにほんの少しだけ被害が出ただけで済んだ。開花は素晴らしく房がきれいで実がたくさん付き、夏はとても乾燥して6/20~7/20の間は雨が降らず葡萄の成長が加速。乾燥により少しジュースが少ないが、それでも2009年並の収穫量があった。特に赤ワインのバランスは完璧で、色調は淡いがジューシーで肉厚な果実味、酸味もしっかりしていてクラシックなブルゴーニュのニュアンスも感じられる。ブルゴーニュルージュはまだ少し固さが残るがパストゥグランは甘酸っぱい果実味が豊かでとてもバランス良い出来になっている。

【輸入元：フィネス】