フランス、ロワール、アンジュ
品種： シュナンブラン 白ワイン
樹齢： 18年平均
土壌： 粘土質・シスト
マセラシオン： なし
醗酵： 自然発酵で8ヶ月
熟成： ステンレスタンク50%、 古樽50%で10ヶ月
アルコール度： 12.5%
1500ml マグナムボトル

元はACアンジュ白！前年はAOCの申請がたまたま遅れてACアンジュが名乗れなかったが、それに対するお客さんの反応が全くネガティヴではなかったことから、そのままVdFシュナンで継続することに決 めた。2017年は2年連続霜の被害に遭い収量は例年の半分だった…。夏の猛暑の影響で酵母に勢いがなかったせいか発酵期間が長く、少し残糖があるが、出来上がったワインはアルコールと味わいのバランスが良く、いつもよりもエレガントに仕上がっている。香りだけだとマンゴーやパイナップルなど太陽たっぷりの南国フルーツのアロマが華やかで、ボリューム豊かなワインを想像してしまうが、実際の味わいはスレンダーで清涼感があり、上品なフィネスを感じるワインに仕上がっているところが面白い。

パイナップル、オレンジ、マンゴー、マーマレード、レモングラス、鉱石の香り。ワインは滑らかかつフルーティーで透明感のある旨味があり、ほんのり甘みのある白い果実のエキスに繊細で強かな酸と緻密なミネラルがきれいに溶け込む。

収穫日は9月12日、19日、21日。収量は遅霜の被害により20hl/haと50%減。元々はアンジュ白だが、前年のアンジュ白が申請が遅れたことでAOCが取れなかった。それ以降AOCの申請を止めVDF Chenin （シュナン）でリリースすることに決めた。残糖は3.9g/L。
SO2は瓶詰前のスーティラージュ後に10mg/L添加。再発酵防止のフィルター有。