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トゥーレーヌ・ブラン・レ・トロワ・シェーヌ 2018 / ヴァンサン・リカール
( Touraine Blanc Les Trois Chene / Vincent Ricard )

¥2,409 税込
商品コード: nomal
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フランス、ロワール
品種: ソーヴィニヨンブラン100% 白ワイン


ヴァンサン・リカールはル・プチオ以外にも他数アイテムの白ワインを醸造しております。約10年前、そして5年前の2回にわたりトロワ・シェーヌを試飲した際は、バリックの風味が強く樽負けしていた為、取り扱いを控えておりました。ですが、昨年12月の訪問時にこの2017年ヴィンテージを試飲し、そのスタイルは一変しとてもバランスのとれた味わいとなっており、取り扱いを始めることに致しました。今後ル・プチオ同様に年間を通して販売できるようなアイテムと考えております。2018年ヴィンテージへ切替の際に、2017年のようなスタイルであることを確認したうえで継続の有無を判断したいと思っております。
今回ご案内のトロワ・シェーヌ(樹令50~60才の葡萄)はプレス後樽発酵・樽熟成を経ており、タンクのみで造られたプチオ(樹令25才までの葡萄)に比べ熟した果実味と柔らかい円みのある仕上がりのワインとなっております。
僅かに青みがかった麦藁色。黄桃や若い洋梨、マンゴーやパイナップルなどのトロピカルフルーツのような香りが主体となり、柑橘のドライフルーツや僅かにハーブのような香りが混ざり爽快感を与えています。滑らかな口当たりで、しっとりとした優しい甘さと豊かな果実の風味がゆっくりと広がり、それを支えるように透明感のある柑橘のような酸が感じられ、ダレることなく芯を捉えているような印象を受けます。樽を使用しておりますが、バニラのようなニュアンスは感じられず、桃の核の近くのような芳ばしい香りがやや感じられます。また、樽で熟成させることによりソーヴィニョン・ブラン由来の爽やかさでフルーティーな様子に角のない柔らかさや穏やかさなどを与え、熟した果実の風味と綺麗な酸を残しながら、コクと旨味が引き出されています。
アフターにはほんのりとテロワール由来の塩味が感じられ、果実の風味をより際立てながら締まりの良いフィニッシュの仕上がりです。

ヴァンサン・リカール
Vincent Ricard


アンボワーズの醸造栽培学校を卒業、シノンのフィリップ・アリエやクロード・ルヴァスール(モンルイのフランソワ・シデンヌの叔父)で修行を積んだヴァンサンは、1998年以降テーゼ村のドメーヌに戻り父のアランとともに土壌の特長を生かしたワイン生産をするべく働いています。

シェール川沿い丘陵地に位置するドメーヌ・リカールは、5世代続くファミリードメーヌ。
17haを所有するうち12.7haはソーヴィニヨン・ブラン、他はガメィ、カベルネ・フランが植えられています。
南東向きの粘土石灰質土壌の畑で、自然環境を尊重したブドウ栽培を実践しています。
これまでも農薬や化学肥料など使用しない農法でブドウ栽培をしてきましたが、2009年に正式にオーガニック申請をしており、予定では2011年収穫分から“AB”(アグリキュルチュール・ビオロジック)移行中を記載、2012年収穫分からはオーガニックワインとして正式認定されることになっています。

収穫はすべて手作業、自然酵母での醗酵、酸化防止剤はソーヴィニヨン・ブランのフレッシュな美味しさをキープするため入れるが、添加量はできるだけ控えているとのこと。
RVF(ルヴュ・デ・ヴァン・ドゥ・フランス)やルージュ・エ・ブラン(フランスの自然派の優良生産者達を丁寧に紹介する実直な雑誌)での評価も高い、今後の活躍が楽しみな期待の出来る生産者です。

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