フランス、ロワール
品種： ムニュピノ、ソーヴィニョン、 シャルドネ、ピノグリ、ロモランタン 　白ワイン
樹齢： 20年
土壌： シリス（硅砂、硅石）
マセラシオン： なし
醗酵： 自然酵母 ファイバータンクで2ヶ月
熟成： 古樽で30ヶ月

2015年は、酸の少なさを補うために、ワインの10％を占めるソーヴィニョンブランを試験的にスキンコ ンタクトで仕込んだ。だが、レイナルド曰く、スキンコンタクト独特の味わいは、結局長期熟成を施すことで剥き出しのミネラルにかき消されあまり効果がなかったとのこと。テール・ド・シリスにはいつもウイス キーのピートを思わせる香りがあるが、彼曰く、これは樽から来る香りではなく、シリスの土壌で育つムニ ュピノ独特の香りなのだそうだ。2015年は酸が少ないため、いつもよりタイトではないが、それでも塩気のある深い味わいは健在。

スターフルーツ、青リンゴ、スイカズラ、ピート、クミン、クラッカー、潮の香り。ワインはピュアかつ透明感のある滑らかなエキスの旨味があり、塩気の効いた緻密なミネラルとスレンダーな酸が上品な骨格を形成する。

収穫日は9月8日、9日、10月日。収量は30hL/ha。
ワイン名通り、100%シリスの土壌から出来上がるワインはピュアでクリスタルな味わいが特徴。醸造は早熟なブドウ同士、晩熟なブドウ同士と分けて仕込み、熟成途中でブレンドしている。
SO2無添加！ノンフィルター。