フランス、ラングドック
品種： カリニャン40%、シラー40%、 グルナッシュ10%、サンソー10% 　赤ワイン
樹齢： 23年~33年
土壌： 粘土質・楕円形の石
マセラシオン： ファイバータンクで15日間
醗酵： 自然発酵で5ヶ月
熟成： 80%ファイバータンク、 20%古樽225 Lで12ヶ月

2016年は、リヨネル曰く、日照りの影響で酵母の働きが悪くなり、発酵終了までに5ヶ月を要したとの こと。その間、ボラティルが若干上がったが最終的にはうまく落ち着き、バランスの良いスマートなワインが出来上がった。味わいは、いつもより完熟したブドウからくる果実の凝縮味を感じる。キメの細かいタンニンが果実味を優しく引き締め、きれいなストラクチャーを形成する。シラーの個性が味わいに程よく出ていて、ローヌのイメージに近い。

ダークチェリー、ミュール、グアバ、スミレ、オリーブ、ハイビスカスティーの香り。ワインはふくよかかつ滑らかでコクがあり、甘さを感じる上品な果実の凝縮味をキメの細かいタンニンが優しく締める。

収穫日は8月31日~9月8日。収量は40hL/ha。
「ヨノプエドマス」はオック語で「これ以上できない！」という意味で、当初VdFに格下された事を皮肉って付けた名前がワイン名として定着した。
SO2はマロラクティック後と瓶詰め前に20mg/L添加。軽くフィルター有り。