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VdF ブラン・ナヴィーヌ 2018 / レ・ヴィーニュ・ド・ババス
( Blanc Navine / Les Vignes de Babass )

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フランス、ロワール
品種: シュナンブラン、白ワイン
アルコール度: 14%
コルク&王冠栓

例年に比べ発酵に時間がかったヴィンテージで、2018年12月には5g残糖がある状況でした。時間はかかりましたがその後発酵は進み、例年にくらべ蜜のような風味が多く味わい深いスタイルです。こちらはコルク打栓の後再発酵防止のため王冠で留めてありますが、ブリュタル同様にガスは舌先を刺激する程度感じられます。
濃い黄色。りんごのコンポートやりんごの蜜、蜂蜜や僅かなカラメル香が感じられ深く凝縮感のある果実を想像します。僅かながら残糖を想わせるような甘みが感じられますが、それは熟した果実や煮詰めた果実のような凝縮感由来の風味の甘さで、それらがコクや深みを引き出すような印象を受けます。ブリュタルに比べやや重心が低めでより味わい深く、ゆっくりと体に溶け込んでいくような自然な甘い風味と新鮮なりんごから果汁が弾けるような酸が混ざり、擦りりんごや蜂蜜などの風味に若干ビターカラメルやミルキーな風味、塩味などが感じられ、元気な雰囲気の中にも複雑さや奥行きを感じ、それらの風味が奥深さをより引き立てます。

レ・ヴィーニュ・ド・ババス
Les Vignes de Babass


セバスチャン・デルヴュー
18歳からブドウ畑で働きながら栽培の学校に入学、2年間在学した後に普通のワイナリーに就職しました。そこで栽培と醸造の責任者を3年間務めました。
その当時にマルクアンジェリと出会い、ブドウの栽培とワイン造りに関して大きく影響を受け、彼のようなワインを造りたいといった気持ちを抑え切れず退職、自身のワイナリーを立ち上げる準備を始めました。

2010年に解散したグリオットの生産者の1人です。
一人はパトリック・デプラ
もう一人はこのセバスチャン・デルヴュー。

成長著しい彼らの会社は、やがては税金対策のため設備投資を増やすことになり、その設備を稼働させるためにブドウを他からも購入し、自分たちがコントロールできる範囲を超えて不本意な手順でワインを造ることになるかも知れないと判断し惜しまれつつも解散となりました。
それぞれ別の蔵元を立ち上げ小さなドメーヌとして再出発しましたが、二人の関係は今も全く変わっておりません。

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