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VdF ルージュ・ヴォン・イ・トゥルヌ 2017 / パトリック・デプラ
( Rouge Vent y Troune / Patrick Desplats )

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フランス、ロワール
品種: ガメイ、ピノ・ドニス、カベルネ・ソーヴィニョン、シュナン・ブラン、ソーヴィニョン・ブラン、シャルドネ 赤ワイン
アルコール度: %

グリオット時代はプティット・ガトリーの名でリリースされていました。エチケットにはワイン名が記載されておりません。
代わりにエチケットの左下に「VYT17」とだけ記されています。ヴォン・イ・トゥルヌには、「風向きが変わる」といった意味があります。
ナチュラルなワインはフランスでも長い間にわたり異端児として扱われ、時には蔑まれもしました。長く苦しい時期を経て、ようやくフランスや日本はもちろん北欧諸国、アメリカやカナダでも認知されて来ました。この流れがこれからも変わらぬことを願って付けた名前です。

黒ブドウと白ブドウを半分ずつ用いています。まずガメイ、ピノ・ドニス、カベルネ・ソーヴィニョンを24時間マセラシオン。その後、シュナン・ブラン、ソーヴィニョン・ブラン、シャルドネと合わせてプレス、ジュースが白い前半の部分をエポナ2017に、後半の部分を赤ワイン用にして搾りかすと一緒に発酵させたものがこのワインです。
ややオレンジがかったガーネット色。グレナデンやソフトドライ苺などを想わせる赤い果実の凝縮した香りに土や牛蒡のような根菜をイメージさせる香りが感じられます。2017年は霜の影響で収穫量が少なく、良く熟して1粒1粒が凝縮し比較的タンニンのあるヴィンテージのため、入荷当時はやや硬くてタンニンのしっかりとした印象を受けました。約11ヶ月経過した現在は、しなやかな口当たりと水々しさや軽やかさが引き出され、充実した赤い果実の風味や甘みが多く感じられるようになりました。白ぶどうが入っていることから甘酸っぱい軽めのタッチで、全体を張りのある酸が輪郭を作り、その中にジューシーな印象とギュッとエネルギーの詰まったグレナデンを想わせる赤い果実の緻密なエキスが詰め込まれているようで、それが弾けて口中に大きく広がります。アフターにかけて土や根菜のような温かみと素朴さを感じさせる印象に加えて、ビターカカオや良く熟した葡萄の果皮をかじったようなタンニンがやや残り、豊かな果実味の中に重心の低さとしっかりと定まったブレのない着地点が現れます。現在果実味には可愛らしさがありますが、この先の熟成でより軽やかさや妖艶な雰囲気が引き出され、タンニンもより滑らかに感じられるようになることでしょう。
ヴォルテックスさん

パトリック・デプラ
Patrick Desplats


プロの写真家として働きながら(さすがに元プロカメラマンらしい見事な写真を撮ります)同時に99年までワイナリーで働き栽培と醸造を学んだ経験があります。
そして、その後の3年はロワール大手のネゴシアンにて、近代醸造の全てを習得しました。
この時代に除草剤や化学肥料を使わない栽培と自然で自由なワイン造りに取り組む生産者たちと出会い、97年に0.5haの畑を購入、当時勤務していた会社のワインとは180度異なるワイン造りに取りかかりました。
販売目的としてではなく自分や友人たちが飲むためのものではありましたが、出発点となる初めてのナチュラルワインです。
2010年に解散したグリオットの生産者の1人です。

一人はレ・ヴィーニュ・ド・ババスセバスチャン・デルヴュー
もう一人はこのパトリック・デプラです

成長著しい彼らの会社は、やがては税金対策のため設備投資を増やすことになり、その設備を稼働させるためにブドウを他からも購入し、自分たちがコントロールできる範囲を超えて不本意な手順でワインを造ることになるかも知れないと判断し惜しまれつつも解散となりました。
それぞれ別の蔵元を立ち上げ小さなドメーヌとして再出発しましたが、二人の関係は今も全く変わっておりません。

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