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フォン・シプレ・キュヴェ G 2018 / フォン・シプレ
( Fond Cypres Cuvee G / Fond Cypres ) 5247

¥2,475 税込
商品コード: nomal
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フランス、ラングドック、コルビエール
品種: グルナッシュ  赤ワイン
樹齢: 38年平均
土壌: 石灰質・粘土質
マセラシオン: セメントタンクで15日間
醗酵: 自然酵母で6ヶ月
熟成: セメントタンクで6ヶ月、ファイバータンクで3ヶ月

2018年は、グルナッシュにとって試練の年だった。開花の時期にミルデューが蔓延し4割のブドウがミルデュ ーにやられた。醸造面でも、アルコール度数が高いゆえに発酵がなかなか終わらず、結局終わるのに6ヶ月を要し た。途中マロラクティック発酵がアルコール発酵の前に終わるというリスクを負ったが、熟成中スーティラージュを行い、タンクを移し変えるなどしながら何とかボラティルの上昇を抑えた。出来上がったワインはアルコール度数が14.5%もあるが、果実味がとてもジューシーでエレガント。ちなみに、ロドルフは夏の間はこのGを氷の入ったバケツに冷やして飲むそうだ。「キンキンに冷やしてアペリティフから始まり、ワインの温度が上がってくる頃に食事と一緒に飲むのがパーフェクト!」と彼は言う。後味にキメの細かいタンニンの収斂味があるが、確かに彼の言う通り温度を低めに冷やして飲んでも美味しい!
※キュヴェS2017年はシャソルネイ・ドゥ・スッド名義となります。

グロゼイユ、グリオット、フランボワーズのジャム、クレソンの香り。ワインはふくよかで甘みを感じるくらいに熟したピュアな赤い果実味が口に広がり、後からキメの細かいタンニンのタ ンニンの収斂味がボディを引き締める。

ドメーヌ・フォン・シプレ
Domaine Fond Cypres


 生産地 世界遺産に登録されている城塞都市カルカソンヌを東に30㎞ほど進んだ、ミネルヴォワとコルビエールの境目にある村エスカル。
そこにドメーヌ・フォン・シプレがある。ブドウ畑は、ドメーヌのまわり一面を取り囲むように、南を背に標高の低い場所から小高い丘に沿ってテラス状に広がる。
気候は地中海性気候で夏は暑く乾燥しやすいが、畑が北斜面にあるおかげで、年中風の通りが良く、ブドウは直射日光から守られる。
また、石灰質の分厚い粘土層は、ブドウに細かいチョークのようなミネラルエキスを潤沢に与える。
このドメーヌ周辺は、ワインの他にカルカソンヌの郷土料理に代表されるトマト風味のカスレや鴨のコンフィ、オリーブなどが有名。
歴史 ドメーヌの当主であるレティシアは、高校を卒業後1985年パリで美術商を目指し学んでいたが、一生の仕事ではないと判断した彼女は、美術商の道を諦め、1988年南の両親の下に戻り、彼らと共にカルカソンヌ郊外でシャンブル・ドット(民宿)を始める。

 当時、彼女の両親は祖父から引き継いだ畑5haを有しており、高校の教師をしていた父親がワインづくりを兼業していた。
1998年、エスカル村にカーヴ付で7haのブドウ畑がまとまって売りに出ていたのを知った父親は、畑を買い替えることを決める。
この時ワインづくりに興味を持ち始めた彼女は、同年カルカソンヌのワイン学校に通い始める。
翌年の1999年にはドメーヌの丘の上の森を6ha開墾しブドウを新たに植え、着々とドメーヌ立上げの準備を整える。
それから5年後の2004年、父親が教師の定年を迎えたのを機にシャトー・フォン・シプレを立ち上げ、彼女がオーナーとなる。

 2005年、彼女の夫であるシャソルネイ・デュ・スッドの共同管理者ロドルフ・ジャネジニを通じてドメーヌ・ド・シャソルネイのフレデリック・コサールに初めて出会う。
2010年、ドメーヌ経営とワイン造りに行き詰っていたレティシアだったが、フレッドのアドバイスを取り入れワイン造りを一新し、ワイナリー名もシャトーからドメーヌに変え新たな再スタートを切る。
生産者 オーナーのレティシアは、父親と夫であるシャソルネイ・デュ・スッドの共同管理者ロドルフと3人で現在18haの畑を管理している。
(繁忙期は季節労働者数名を雇う)ブドウ品種は、白ワイン用のブドウであるグルナッシュ・ブラン、ヴィオニエ、ルーサンヌ、そして赤ワイン用のブドウのシラー、グルナッシュ、カリニャン、サンソーがある。
ワイン総生産量は630h/l 前後だが、その内の約半分はまだワイン農協に桶売りをしている。

 元々ドメーヌを立ち上げた時からBIOに興味があり畑も有機だったが、2005年にフレデリック・コサールと出会って以来、ヴァンナチュール、特に酵母無添加、SO2ゼロのワイン醸造に興味を持つ。
2010年、フレッドのアドバイスによりドメーヌは見事な改革を遂げ、ワインのスタイルもカジュアルなものからより繊細でかつ重厚で高級感のあるものに変化させた。彼女の現在のモットーは「完熟したブドウでエレガントなワインをつくる!」こと。
シンプルだが、南では殊更両立の難しい永遠のテーマを自らに課す。四六時中ワインのことばかり考えている、根っからのヴィニョロンだ。

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