フランス、アルデッシュ、ヴィルヌーヴ・ド・ベール
品種： シラー 赤ワイン
樹齢： 39年
土壌： 玄武岩・石灰質・粘土質
マセラシオン： スミマセラシオンカルボニック ステンレスタンクで10日間
醗酵： 自然酵母で35日間
熟成： 古樽で8ヶ月

ご好評につき再入荷したブリック・ア・ブラック 2015年！出来上がり当初はワインが安定せず、最初のリリースまでに瓶熟1年半を要したが、そこからさらに半年現地のカーヴで寝かせたものを今回リリース！ 前回のリリースよりも野趣味がこなれ、より味わいに上品さとハーモニーが出始めている。まさにこれからが飲み頃で、ドゥーテールのワインの熟成によるポテンシャルの高さを地で体現してくれているような、そんな素晴らしいワインだ。

2015年は日照量に恵まれた年。ブドウの状態もきれいで中身もしっかり完熟していた。2017年のように最初はマセラシオン・カルボニックで仕込んでいたが、リンゴ酸がいつもよりも少なかったことで、途中ボラティル上昇のリスクがあり、急きょピジャージュを施しマセラシオン期間も短く抑えた。2017年春にオーダーをしていたのだが、「品質がまだ安定していないので出荷を待ってほしい」とマニュエルに頼まれ、急きょオーダーから外し、ドゥー・テールのカーヴで瓶熟してもらうことになった。それから1年半の歳月が経ち、今回満を持し てリリース。当初試飲した時は余韻に若干マメがあったが、今はすっかり消えている。2017年に比べると味わいは少し複雑でワイルドだが、酒質は柔らかく滑らかで、まるでシャトー・ヌフ・デュ・パプのキャラクターを彷彿させる。

ダークチェリー、ママレード、シナモ ン、ローズマリーの香り。上品で瑞々しく、軽やかながら余韻の長いワイン にしあがっており、優しく甘みと旨味のある果実味を、緻密で繊細なタンニンと酸がまとめ上げる。

収穫日は9月6日と例年よりも10日ほど早い。収量は28hL/ha。2015年は全房のスミマセラシオンカルボニックで仕込んでいる。ワイン名は「雑多な骨董品」という意味があり、以前、初リリースしたワインの味が不安定だったことからこの名前を付けられた。
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