フランス、ロワール、アンジュ
品種： カベルネソービニヨン60%、 カベルネフラン40% 　赤ワイン
樹齢： 31年~51年
土壌： 小石混じりの粘土質・シスト
マセラシオン： 40hLの大樽（フードル）で18日間
醗酵： 自然発酵で1ヶ月
熟成： 古樽で12ヶ月
アルコール度： 12.5%

2014年は、スズキの被害により収量が60％減…。ジョゼフ曰く、シルヴェストルと一緒に初めて仕込むミレジムだったため、ブドウの選果は粒単位で特に厳格に行ったとのこと！その努力の結果もあり、ワインはボラティルも上がらず、無事きれいに仕上げることができた！今回のアンジュ・ルージュは、木桶タンクの代わりに初めてフードルでマセラシオンを施している。またマセラシオン後もそのままワインを熟成することが可能で、かつ容量が大きいので樽香を抑えられることがフードルの利点だ。しかし2014年は収量が少なく樽が余っていたので、フードル使用はマセラシオンのみで、熟成は従来どおり古樽で行っている。ワインはとても上品で密度の細かい味わいに仕上がっている。

ミュール、カシス、スミレ、黒オリーブ、 ミュスク、クローブの香り。ワインは男性的かつ果実味がしなやかでコクがあり、繊細な酸とキメの細かいタンニンが優しく味わいを引き締める。

収穫日は10月14日、10月15日。
2014年は一部スズキの被害に遭い収量は60%減の16hL/ha。
マセラシオンは木桶タンクではなく上蓋のあるフードルを使用。
SO2はスーティラージュ時に15mg/L、瓶詰め前に10mg/L添加。ノンフィルター。