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VdF レ・マルガ・ブラン 2018 / ファブリス・シャイユー
( Les Margas Blanc / Fabrice Chaillou )

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フランス、ロワール
品種: シュナン・ブラン 
白ワイン
アルコール度: 13%

中程度の黄色。南国フルーツを想わせる熟したパイナップルやマンゴー、桃や洋梨などの豊かな果実香に、白い花や花の蜜などの華やかでふわっと甘い香りが混ざります。また、それらに加え黄柑橘のスッキリとしたキレのある風味が感じられます。口に含むと芳醇な果実の風味に比べ、柑橘系の酸が感じられることで瑞々しい口当たりで口中に流れていきます。透明感のあるミックスジュースのフレッシュな果汁感をイメージさせるようなふんわりと円みを帯びた果実味と花のような印象、馴染みやすさを感じさせる優しい甘み、またそれらを先に導くような柑橘系の爽やかで糸がピンと貼ったような酸が全体を整え、香りや風味の豊かさに対し飲み心地は軽やかです。自然体で構えず楽しめるフルーティーな辛口の仕上がりです。
ファブリス・シャイユー
Fabrice Chaillou


レ・ヴィーニュ・ド・ババスのセバスチャン・デルヴューとは同じ村に住んでおり、中学時代からの友人です。
収穫などの季節労働をしているうちに、少しづつ葡萄栽培と醸造に興味をもつようになり、ジョー・ピトンのところで15年間働き、有機栽培を間近で見ながら栽培長として活躍しました。
葡萄畑の仕事をきっちり行い土が生きるようにすることが大切で、その結果が良いワインに繋がるということを学んだと語っていました。
1995年に奥さんのローレと醸造学校で知り合い、1997年に1樽のワインを二人で造ったのが一番最初です。
その後、ジョーピトンのところで働きながら、手入れの行き届いていなかった16areaの古い区画を2002年に購入し、2~3年畑を休ませてから葡萄を植え、自家用のワイン造りをしていました。
2016年が生産者として自分達のワインを造ったスタートの年となります。
現在はブルノー・ルヴォワのところで週3日働いています。
彼は有機栽培の人ではないですが、昔からの友人でファブリスのことをよく知っており、彼のことを考えて農薬散布などの薬に関わる仕事は一切させませんし、農薬を撒いた後にはファブリスの畑に入らないように気をつけてくれたりと気を遣ってくれます。
ブルノーが短時間で働いてくれる人を探していたため現在仕事を手伝っていますが、2年以内には完全な独立を目指しています。
これまで所有していたサンロンベールの0.5haの2区画に加え、2018年には新たにロシュフォールに約10年の若い樹齢のものから約100年の樹齢までのシュナン・ブランで構成される4~5区画の1.2haを借り、現在トータル1.7haとなっています。
また、これから先赤の品種も植えてみたいと意欲的に話してくれました。今後の彼らのワイン造りに大いに期待が高まります。

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