フランス、ボジョレー
品種： ガメイ 赤ワイン
樹齢： 50年
土壌： 花崗岩土壌
マセラシオン： マセラシオンカルボニック ファイバータンクで8日間
醗酵： 自然酵母で13日間
熟成： 古樽225Lで3ヶ月 ファイバータンクで12ヶ月
アルコール度：

2018年は質量共に恵まれた当たり年！いつもよりもフェノールの熟しが良く、カリーム自身も今までのシルーブルの中でもトップクラスの出来上がりと自負する。2017年は雹の被害に遭い全滅…。その1年のブランクが不運にも彼のドメーヌの中で一番人気であったシルーブルのオーダーを滞らせてしまった。瓶詰めを急ぐ必要がなくなったカリームは、今まで6ヶ月以内に仕上げていたシルーブルを今回は樽熟後さらにファイバータンクで1年間熟成させた。彼は「ワインを落ち着かせることによってさらにシルーブルの艶やかさが増した」と結果に満足しているようで、今後も樽熟後1年程度はタンクで熟成させてから瓶詰めするそうだ。出来上がったワインは、彼の言う通り、果実味が艶やかでとてもエレガント。口に含むと思わず自然と笑顔がこぼれるくらい、ジューシーな果実味と洗練されたミネラルとのハーモニーが絶妙。まさにシルーブルの女性的な特徴が全面に出たワインだ。

グリオット、クランベリー、ザクロ、グミ、小豆、生肉の香り。ワインはピュアかつ艶やかで、明るくチャーミング な果実味が染み入るように優しく、ダシのような旨味に溶け込む洗練さ れたミネラルとのハーモニーが絶妙。

収穫日は9月14日。収量は50hL/ha。
ワイン名は、ドメーヌのカーヴで造られたワインという意味とKAVカリーム・ヴィオネの省略名を掛けている。北向きの風化した花崗岩の畑がエレガントな酒質をつくり上げる。SO2は瓶詰め前に10mg/L。澱の部分だけ軽くフィルター有り。