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VdF ロードゥ・ヴィーニュ・ブラン 2011 / ラ・クーレ・ダンブロジア
( L’o2 Vigne Blanc / La Coulee d’Ambrosia )

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産地: フランス、ロワール
品種: シュナン・ブラン 酸化熟成白ワイン
アルコール度: 15%

非常に残念ではありますが、ジャン・フランソワは2018年の醸造を最後とし新たな道へ進むことを決め、現在1.9haとなった畑はシリル・ル・モアンに貸しているそうです。今後、生産者として戻ることがあるかどうかは分かりませんが、未だタンクや樽に入っているワインが多くありますので、状態が整えば数年のうちに徐々にリリースされることでしょう。この先も見守って頂ければと思います。

粘土とシストの混ざる土壌構成。樹齢45年。全房プレスで小樽発酵。ウイヤージュなしで、フロールの下で約60ヶ月酸化熟成しています。酸化熟成香と果物の香りが渾然一体となり、オードヴィーを連想するところから付けられた名前です。2016年瓶詰め。

黄金色。ほどよい酸化熟成由来の酸やカラメル、ナッツ香などが感じられ、複雑な様子は香りからも充分に伝わってきます。シュナン・ブラン由来果実味や甘さがあり、酸化熟成とはいえ馴染みやすく口中へと流れ、複雑な風味が豊かに広がっていき余韻は長く続きます。レーズンなどのドライフルーツやナッツ、木樽熟成のフィーヌやブランデーの染み込んだフルーツケーキのような香りや風味が感じられ、ボディや骨格はしっかりとしていますが強すぎることがなく、アフターに心地よい調度良い甘さや果実香がやや残ります。蒸留していないにも関わらず、スッキリとしたオードヴィーのような風味が感じられ、まさにその名のとおりといった印象で、そのような風味と果実の甘みがほどよくマッチした果実感がどことなく残り、あたりや広がりが柔らかく口当たりの良い辛口の酸化熟成です。

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