産地： フランス、アルザス
品種： ピノノワール50%、 ゲヴュルツトラミネール50% 白ワイン(オレンジ)
樹齢： 16年~26年
土壌： グレローズ（ピンクの砂岩）
マセラシオン： 直接プレスしたピノノワールのジュー スに全房のゲヴュルツを漬け込み、 ステンレスタンクで10日間
醗酵： 自然酵母で1ヶ月
熟成： 古樽で7ヶ月
アルコール度： 12.5%

2016年はゲヴュルツが花流れ、そしてピノがミルデューと動物の被害に遭い、収量が20hL/haと50％減…。 さらに熟成の最初の段階で還元やマメが強く出て、当初はそのままお蔵入りのワインになる可能性があったそうだ。 途中、スーティラージュとSO2添加を考えたそうだが、結局お蔵入りを覚悟しそのまま待った結果、マメも還元もきれいに治まったとのこと。味わいはスパイシーかつ繊細で、柑橘系の華やかな香りや、アセロラのような微かな甘い香りが鼻をくすぐる。

グレープフルーツ、アセロラ、キンカン、金木犀、バラ、ジンジャー、シャンピニオンの香り。ワインはスマートかつスパイシーで、旨味の詰まった透明感のあるエキスをパンジェンシーなタンニンが優しく引き締める。

収穫日は10月6日。収量は花流れとミルデューの被害で20hL/haと50％ 減。残糖は0.9g/L。
ピノのジュースにゲヴュルツを漬け込んだマセラシオンワイン！ワイン名は鼻に親指を当てて他の指を動かしながら嘲笑するジェスチャーのことで、いわば日本でいう「あっかんベー」のこと！クラシックなゲヴュルツの醸造方法を揶揄するというメタファーが隠れている。 SO2無添加！ノンフィルター。