ドメーヌ・ポンコツ
Domaine Ponkotsu
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松岡数人氏は大阪府堺市の出身で、山梨大学にてブドウ栽培や、発酵,醸造の基礎を学ぶ。大学卒業後は、静岡県伊豆氏の中伊豆ワイナリーに2000年から15年間勤務し、醸造責任者を務めた。
松岡氏が山梨でペイザナ農事組合法人に加入し、ドメーヌ・ポンコツの立ち上げを決意したきっかけには、ドメーヌ・オヤマダの小山田氏との出会いがある。
松岡氏は、2005年頃に樽の販売業者が企画したフランスへのツアーで、小山田氏と出会った。外部との情報交換があまりなかった松岡氏にとっては、このツアーが色々なことを考えるきっかけになったという。その後、中伊豆ワイナリーでワイン造りをしているうちに疑問に思ったことなどを、小山田氏に質問するなどして交流を深めていった。
二人とも同時期にビオディナミにチャレンジしていることなどを見ると、お互いが良い刺激になっていたことがうかがえる。このビオディナミへのチャレンジは、高温多雨な気候の中伊豆では上手くいかなかったが、タイミングを見極めることによって、防除の回数を相当数減らせるということを学ぶことができたという。その後、松岡氏は自身の勉強のため、山梨で小山田氏と共に月に1回程度作業をするようになった。その間に栽培から醸造までを自ら行うペイザナという存在を知り、彼らの考え方に共感した松岡氏は、2012年頃に小山田氏に対して、ゆくゆくは山梨に移住してペイザナに入りたいという話をした。既に松岡氏の造るワインを知っていて、ブドウ造り、ワイン造りに自らと近いものを感じていた小山田氏は、快くその話を受け入れた。その後も月に1回程度一緒に仕事をして、自らの仕事を見せ、信頼関係を築いていった。そして
2015年の植え付けのタイミングで山梨に移住することを決心した。
松岡氏は、既に市場にあって自分が飲みたいと思うものがあっても、それを造りたいとは思はないという。既にあるものを造る必要はないと思っていて、どこにもない美味しいものを造ることを目標としている。ただ、松岡氏の考え方に影響を与えたワインがいくつかある。例えばとある山梨のワイナリーの白ワインを飲んだ時は「俺は誰になんと言われようが、こうゆうワインなんです!」という主張を強く感じ、ワイナリーとしての在り方や、製品に対してのこだわり方に筋を通していて、実際に飲んでみてもそれを感じることができるという物作りに感銘を受けたという。
自然派ワインへの入りになったワインは、前述の樽の販売業者が企画したフランスツアー中に、パリのレストランで小山田氏がチョイスしたフランソワ・シデーヌ。これは単純に美味しいと思ったという。小山田氏との出会いと重なっていたこともあり、自然派を意識し始めたきっかけになっている。
なぜ長野や北海道ではなく山梨だったのかというと、ペイザナがそこにあったというのがその理由としてとても大きい。松岡氏は場所よりも一緒に仕事をする人が大切だと思っている。ワインとブドウは人が造るものであり(ワインに人柄が表れるということではなく)、造り手側として、魅力的な仲間の近くで仕事をしたかった。その中でやれることを探すということが、自分の生き方なのだと語ってくれた。
ペイザナ農事組合法人
ドメーヌ・ポンコツのワインは、ペイザナ農事組合法人中原ワイナリーにて醸造される。
ペイザナ農事組合法人(以下ペイザナ)は、山梨市,甲州市,笛吹市,甲府市,北杜市を拠点に活動。農業人口の減少、若者の農業離れが進む中、「日本の農業の将来を見据え、農地を継承・活用し、農業従事者の雇用・育成を目的として」小山田氏と四恩醸造の小林氏が理事となり
2011年に設立された。
更に、自社の高品質葡萄を原料に、より付加価値の高いワインの生産をペイザナとして実現するため、勝沼町中原に共同醸造所(中原ワイナリー)が2014年に設立された。 |
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商品名 |
まどぎわ 2020 / ドメーヌ・ポンコツ
Madogiwa 2020 / Domaine Ponkotsu |
商品番号 |
6199 |
商品説明 |
品種: 甲州主体 デラウェア少量 白ワイン(醸し)
樹齢: 約20年
土壌: 粘土質
マセレーション: 発酵中の甲州の果汁に、 後から収穫した甲州を 房ごと10日間マセレーション
醗酵: 自然酵母 デラウェアは樽発酵 甲州はステンレスタンク発酵
熟成: ステンレスタンク熟成
デラウェアを樽発酵。甲州をプレスしタンクで発酵させているところに、3週間後房ごと甲州を投入し10日間後プレス。11月にデラウェアと甲州を合併。房ごと投入した甲州が液に漬かっていないところがMCになっているので、その効果かワインは明るく香り高い。味の構成は、デラウェアの果実味を甲州の酸がまとめていて、シンプルでありながらスムーズで丸くバランスが取れている。収穫を年々遅らせ適期を見極めているため、難しい年でありながら前年よりもややふくよかな味わいとなっている。
ポンカン、花梨、カッテージチーズ、牡丹の花、ローリエの香り。味わいは、デラウェアの丸みのある果実味を、甲州の瑞々しさと酸が優しく伸ばす。少量の紅茶のような溌溂としたタンニンがアクセン
トとなっていて心地よい。
甲州 甲州市勝沼町小佐手、大泉
デラウェア 甲州市上岩崎山田
小佐手(おさで): 甲州市勝沼町小佐手。棚仕立て。品種は巨峰、ピオーネ、甲斐路、デラウェア、甲州。
大泉(おおいずみ): 勝沼町下岩崎大泉 棚仕立て。品種は甲州、デラウェア。
山田(やまだ): 甲州市上岩崎山田。棚仕立て。品種はデラウェア。平地。
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送料について |
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商品名 |
ジャロピー 2020 / ドメーヌ・ポンコツ
Jalopy 2020 / Domaine Ponkotsu |
商品番号 |
5275 |
商品説明 |
品種: デラウェア主体 シュナンブラン極少量 白ワイン(醸し)
樹齢: 約20年
土壌: 粘土質
マセレーション: デラウェア:10日間
醗酵: 自然酵母 早摘みは樽発酵 遅づみはステンレスタンク発酵
熟成: 古樽で4ヶ月
収穫期を二つに分けたデラウェアと少量のシュナンブランを使用している。早めの収穫の
山田と小佐手のデラウェアの果汁を樽発酵。そのほかを2週間後に収穫し除梗破砕し 10 日
間タンクでマセレーション。その 5 日目にシュナンブランを果帽の上に房ごと投入し MC を
している。
シュナンブランが少量ではあるが大切な要素となっていて、モノセパージュのヴィンテー
ジよりも複雑な構成となっている。前年から遅摘みのデラウェアを試していて、松岡氏の表現する独特な色気を感
じるワインとなってきている。年々滑らかなまとまりのある味わいになっているので、今後数年かけて熟成により
むき出しになったリッチな果実味が出てくるのが楽しみだ。
干し柿、クローブ、生姜、ジャスミン、フェ ンネル、干し草の香り。味わいはふくらみ があり、つなぎ目のないシルキーなタン ニンとレモンティーのような甘酸っぱさが
口中に拡がる。温度が上がると干した柑 橘や複雑なスパイスの香りがより立ち、 色っぽくなる。
ワイン名のジャロピー(jalopy)はポンコツ車という意味で、ワインの持つ「ちょっと価値のあるガラクタ」というイメージがリンクし名付けた。
甲州市勝沼町上岩崎山田、内藤,、小佐手、大泉、山梨市水口
山田(やまだ): 甲州市上岩崎山田。棚仕立て。品種はデラウェア。平地。
内藤(ないとう): 甲州市上岩崎内藤。棚仕立て。品種はデラウェア。平地。
小佐手(おさで): 甲州市勝沼町小佐手。棚仕立て。品種は巨峰、ピオーネ、甲斐路、デラウェア、甲州。
大泉(おおいずみ): 勝沼町下岩崎大泉 棚仕立て。品種は甲州、デラウェア 水口(みずぐち): 山梨市水口。棚仕立て。品種はデラウェア、一文字でシュナンブラン、ソーヴィニヨンブラン。
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送料について |
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商品名 |
おやすみなさい 2020 / ドメーヌ・ポンコツ
Oyasuminasai 2020 / Domaine Ponkotsu |
商品番号 |
5276 |
商品説明 |
品種: 巨峰、藤稔、ピオーネ、甲州主体 プティマンサン、メルロー少量
発泡ロゼワイン
樹齢: 約20年
土壌: 粘土質
マセレーション: 干しブドウのピオーネを房ごと5日間
発酵: 自然酵母 ステンレスタンク発酵 ※先に藤稔とピオーネをプレスし発酵させ、 干しブドウのピオーネを房ごと浸漬。 甲州と巨峰とヴィニフェラをプレスし合併し、
残糖分が適切になるまで発酵させ瓶詰め
熟成: 10月瓶詰め 瓶内で5ヶ月(2021年3月時点)
王冠栓
畑情報: 巨峰、ピオーネ、甲斐路 甲州市勝沼町上岩崎、小佐手 ヴィニフェラ 甲州市塩山藤木、小屋敷
イチゴ、アセロラ、シャクヤク、メロン、ヨーグルト、昆布の香り。味わいはみずみずしく、旨味を感じるエキス感が口の 中にまったりと拡がり、アフターを硬質な 酸が締める。泡の感じと、口の中で味わいがころころと展開していく様が面白く、 飲み飽きさせない。 ※発泡性のワインです。
巨峰の発泡。新たに塩山小屋敷のカベルネフランが少量入っている。そして、悲しいこ
とに「おやすみなさい」のもっとも大きい畑であった「休息」が、急遽地主さんに返却す
ることとなってしまい、大幅に生産量減となってしまった・・・
今回は、メインとなる巨峰系のブドウをプレスし発酵させたところに、メルロ―、カベ
ルネソーヴィニヨン、カベルネフランをプレスし合併。残糖が適切な値となるまで発酵さ
せ、一度澱引きをして瓶詰め。前年が辛口に仕上がっていたのに対して、今回はほのかな甘みを感じ、多めの濁り
からの旨味を感じる優しい味わいに仕上がっている。
キュヴェ名の『おやすみなさい』は、畑の一つが『休息』という場所にあることから名付けられた。
上岩崎(かみいわさき): 甲州市勝沼町上岩崎。棚仕立て。品種は巨峰。
小佐手(おさで): 甲州市勝沼町小佐手。棚仕立て。品種は巨峰、ピオーネ、甲斐路、デラウェア、甲州。
千米寺(せんべいじ): 笛吹市一宮町千米寺。棚仕立て。品種は藤稔、甲州。
藤木(ふじき): 甲州市塩山藤木。垣根仕立て。品種はメルローとプチマンサン
今年の造りの特徴は干しブドウになったピオーネを使っていること。藤稔とピオーネを絞 って、そこに干しブドウになったピオーネを房ごと5日マセレーション。プレスして巨峰と甲州とヴィフェラの果汁を追加。数回重たい澱をひいて適度な残糖で瓶詰し、アンセストラ
ルで瓶内発酵。狙い通りリリース時点で 1.5気圧とすることができた。干しブドウを使用したことで潜在アルコール度数がかなり高い数値となったため、味わいのバランスをとる目的で甲州を使用した。そのため、アフターにキュッとした酸があるが、おやすみなさいらしい緩い酒質は健在。よって今年はめでたくおやすみなさいのキュヴェ名でリリースできることとなりました。
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送料について |
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商品名 |
ジャロピー 2019 / ドメーヌ・ポンコツ
Jalopy 2019 / Domaine Ponkotsu |
商品説明 |
品種: デラウェア ピノグリ、プチマンサン少量 白ワイン(オレンジ)
樹齢: 約20年
土壌: 粘土質
マセレーション: デラウェア:5〜7日間
醗酵: 自然酵母 ステンレスタンク発酵 マセレーション後樽発酵
熟成: 古樽で4ヶ月
オレンジピール、ミント、クミン、生姜、カテキンの香り。アタックにふくよかな甘みを感じるが、瓜系の皮のような清涼感の ある苦みと、若く淑やかなタンニンがワインのアクセントとなり、バランス良く複合的な仕上がりとなっている。アフターにデラウエアの種を彷彿とさせる苦みを感じる。
ワイン名のジャロピー(jalopy)はポンコツ車という意味で、ワインの持つ「ちょっと価値のあるガラクタ」というイメージがリンクし名付けた。
畑情報: デラウェア 甲州市上岩崎内藤、狐原、 山梨市水口、甲府市善光寺 ピノグリ 甲州市上岩崎狐原 プチマンサン 甲州市塩山小屋敷
内藤(ないとう): 甲州市上岩崎内藤。棚仕立て。品種はデラウェア。平地。
狐原(きつねっぱら): 甲州市勝沼町上岩崎狐原。棚仕立て。品種はデラウェア、甲州、ヴィニフェラ少量。
水口(みずぐち): 山梨市水口。棚仕立て。品種はデラウェア。
善光寺(ぜんこうじ): 甲府市善光寺。棚仕立て。品種はデラウェア、甲州。
小屋敷(おやしき): 甲州市塩山小屋敷。ジェノヴァダブルカーテン及び棚仕立て。品種は甲州とヴィニフェラ。
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商品名 |
まどぎわ 2019 / ドメーヌ・ポンコツ
Madogiwa 2019 / Domaine Ponkotsu |
商品説明 |
品種: 甲州、デラウェア
樹齢: 約20年
土壌: 粘土質
マセレーション: 発酵中の甲州とデラウェアの果汁に、後から収穫した甲州を 房ごと1週間マセレーション
醗酵: 自然酵母 ステンレスタンク発酵
熟成: ステンレスタンク熟成
グレープフルーツ、ゆず、蜜蝋、ジャスミ ンテー、ヨーグルトの香り。透明感のある清々しい果実味を感じ、軽快でミネラリーな飲み口。穏やかながらスパイシーな渋みに加え、淡い塩味も表現されている。柑橘の皮のような爽やかな苦みがアフターに心地よく残る。
甲州 甲州市勝沼町小佐手、 上岩崎狐原、塩山小屋敷 デラウェア 甲州市上岩崎山田、甲府市善光寺 ヴィニフェラ 塩山小屋敷
小佐手(おさで): 甲州市勝沼町小佐手。棚仕立て。品種は巨峰、ピオーネ、甲斐路、デラウェア、甲州。
狐原(きつねっぱら): 甲州市勝沼町上岩崎狐原。棚仕立て。品種はデラウェア、甲州、ヴィニフェラ少量。
小屋敷(おやしき): 甲州市塩山小屋敷。ジェノヴァダブルカーテン及び棚仕立て。品種は甲州とヴィニフェラ。
山田(やまだ): 甲州市上岩崎山田。棚仕立て。品種はデラウェア。平地。
善光寺(ぜんこうじ): 甲府市善光寺。棚仕立て。品種はデラウェア、甲州。
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商品名 |
NG ノンガス・ロゼ 2019 / ドメーヌ・ポンコツ
NG Nongasu 2019 / Domaine Ponkotsu |
商品番号 |
6900 |
商品説明 |
品種: 巨峰、ピオーネ、甲斐路主体 シュナンブラン、ソービニヨンブラン、プ ティマンサン、カベルネフラン少量 ロゼワイン
樹齢: 約20年
土壌: 粘土質
マセラシオン: なし
醗酵: 自然酵母 ステンレスタンク発酵 ※先に巨峰系をプレスし発酵させ、 ヴィニフェラをプレスし合併し、残糖分が 適切になるまで発酵させ瓶詰め
熟成: 10月瓶詰め瓶内で5ヶ月(2020年3月時点)
金柑、ドライマンゴー、ニッキ、ざらめ、ホップ、チーズケーキの香り。巨峰主体のジューシーな果汁感にヴィニフェラ系 品種が複雑で奥行きのある味わいを与えている。ボリュームはあるが、小ぶりでまろみのある酸があるため緻密に感じられ、濁り由来の旨味が香ばしく残る。
※2/10時点、瓶内発酵無し
※残糖3〜4g/L(仮に再発酵した場合2〜3気圧の軽いペティアン程度のガス圧になります。安全のため要冷蔵扱いでお 願いします)
巨峰、ピオーネ、甲斐路、甲州市勝沼町上岩崎、小佐手、ヴィニフェラ、甲州市塩山,塩山高校前、山梨市、水口
小佐手(おさで): 甲州市勝沼町小佐手。棚仕立て。品種は巨峰、ピオーネ、甲斐路、デラウェア、甲州。
狐原(きつねっぱら): 甲州市勝沼町上岩崎狐原。棚仕立て。品種はデラウェア、甲州、ヴィニフェラ少量。
小屋敷(おやしき): 甲州市塩山小屋敷。ジェノヴァダブルカーテン及び棚仕立て。品種は甲州とヴィニフェラ。
山田(やまだ): 甲州市上岩崎山田。棚仕立て。品種はデラウェア。平地。
善光寺(ぜんこうじ): 甲府市善光寺。棚仕立て。品種はデラウェア、甲州。
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送料 |
送料について |
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商品名 |
まどぎわ 2017 / ドメーヌ・ポンコツ
Madogiwa 2017 / Domaine Ponkotsu |
商品説明 |
品種: デラウェア、甲州 白ワイン
樹齢: 約20年
土壌: 粘土質
マセラシオン: なし
醗酵: 自然酵母 ステンレスタンク発酵
熟成: ステンレスタンク熟成
花梨、リンゴの蜜、パイナップル、金木犀のリッチな印象の香り。味わい は透明感があり、塩味を感じさせる ような酸が中心にあるが、肉付きも良く横への拡がりもあり、充実した味わい。
甲州市勝沼町小佐手、 甲府市善光寺のデラウェア、甲州
初リリースとなるデラウェアと甲州の白ワイン。勝沼町小佐手地区のデラウェアと甲州を
メインに、甲府市善光寺のデラウェアも使用。2017 年はデラウェアと甲州の畑が増えた
が、『ジャロピー』は徐々にヴィニフェラ比率を上げていく計画のため、『ジャロピー』とし
て仕込むのではなく、ワイン造りの基本の再確認も兼ねて、今回増えたデラウェアで白のス
ティルワインを造ろうと決意し、『まどぎわ』が誕生した。
松岡氏曰くこのワインは、「3 年越しのご挨拶」とのこと。確かに『まどぎわ』の中には「緩い酒質で、でも濁ら
せ過ぎず、独自性のあるワインを造る」という松岡氏のワイン造りのポリシーが、『ジャロピー』や『おやすみなさ
い』よりもシンプルに、それでいてしっかりと表現されていると感じる。
『まどぎわ』というワイン名には、「ドメーヌ・ポンコツは主流を追うのではなく、隙間に収まるような存在で良
い。窓際にいて、主流を眺めているだけで良い」という気持ちが込められている。
発酵の終わった直後は、メロンや洋梨といったエステリックな香りが支配的だったが、現在はリッチで上品な蜜
の香りと、凛とした透明感のある落ち着いた香りにつつまれている。デラウェアのボリュームと、甲州のピュアで
透明感のある縦への伸びで見事にバランスがとれており、美しさを感じるワインに仕上がっている。
小佐手(おさで): 甲州市勝沼町小佐手。棚仕立て。品種は巨峰、ピオーネ、甲斐路、デラウェア、甲州。
善光寺(ぜんこうじ): 甲府市善光寺。棚仕立て。品種はデラウェア、甲州。
2017年ヴィンテージ情報 山梨(峡東エリア)
8月までは好天に恵まれた。1週間前には雨予報だった天気予報が5日前には時々雨になり、3日前には曇りになり、ついには当日には晴れ予報の日もあった。梅雨らしい梅雨も記憶にない。だが8月になると状況は変わり、得に
上旬、 下旬と台風や南からの低気圧の影響で曇天や雨天が続いた。昨年より降水量は少なかったが、日照時間が大幅に減り、少雨が何日も続く天気が記憶にある。気象データによると、2016年に比べると8月の日照時間は40時
間近く少なかったようだ。8月の天候により、デラウェアに実割れが生じ、そこから腐敗も起こり、選果を必要としたことでデラウェアは予定よりすべて減収となった。巨峰、ピオーネは着色不良が多く糖度も過去3年のうちでは一番低い結果(18
度前 後)となり、畑によっては晩腐病がでて実割れが生じた畑もあった。これらの原因は8月中旬に続いた雨と日照不足、樹勢が強いことなどが挙げられると思う。一方少量だが、ヴィニフェラ種は大した病気もなく健全な状態で収穫ができ、カベルネ・ソービニヨン、メルローは獣害がなかったことも幸いして過去3年中一番多い収量となった。
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商品名 |
ジャロピー 2017 / ドメーヌ・ポンコツ
Jalopy 2017 / Domaine Ponkotsu |
商品説明 |
品種: デラウエア 白ワイン(オレンジ)
樹齢: 約20年
土壌: 粘土質
マセラシオン: ステンレスタンクにて1週間
醗酵: 自然酵母 ステンレスタンク発酵 マセレーション後樽発酵
熟成: 古樽で4ヶ月
ミカン、杏子、干し柿、バターの香り。タンニンは液体に良く馴染んでおり滑らかなテクスチャー。凝縮感は強すぎず、ア フターのほろ苦さが次の一杯をそそる。 前年よりも滑らかかつ繊細な味わい。
例年通りデラウェアの醸し。醸し期間を前年より短い1週間としている。フェノレ対策として、仕込み前にブドウを冷やし、タンクを1サイズ大きくし冷却効率を上げ、発酵温度が上昇しないよう注意を払って発酵を行っている。さらに今回は醸し期間中、ピジャージュ等で果帽を崩すことはせず、CO2
ガスを入れて果帽表面の雑菌の繁殖を抑えている。結果、味の強すぎない、今までで最も優しい酒質で、スルリと飲める醸しワインに仕上がった。 今後『ジャロピー』には、プティマンサンやシュナンブラン、ソーヴィニヨンブラン、ピノグリといったヴィニフェラ品種も徐々に使用し、まだまだ醸し期間も模索して更なるアップデートを予定している。
ワイン名のジャロピー(jalopy)はポンコツ車という意味で、ワインの持つ「ちょっと価値のあるガラクタ」というイメージがリンクし名付けた。
甲州市上岩崎山田、内藤、山梨市水 口、甲府市善光寺のデラウェア
山田(やまだ): 甲州市上岩崎山田。棚仕立て。品種はデラウェア。平地。12a。小林剛士氏から引き継いだ畑。
内藤(ないとう): 甲州市上岩崎内藤。棚仕立て。品種はデラウェア。平地。8a。小林剛士氏から引き継いだ畑。
水口(みずぐち): 山梨市水口。棚仕立て。品種はデラウェア。10a。無農薬栽培されていた畑を農家さんより引 き継いだ。
2017年ヴィンテージ情報 山梨(峡東エリア) 8月までは好天に恵まれた。1週間前には雨予報だった天気予報が5日前には時々雨になり、3日前には曇りになり、ついには当日には晴れ予報の日もあった。梅雨らしい梅雨も記憶にない。だが8月になると状況は変わり、得に 上旬、 下旬と台風や南からの低気圧の影響で曇天や雨天が続いた。昨年より降水量は少なかったが、日照時間が大幅に減り、少雨が何日も続く天気が記憶にある。気象データによると、2016年に比べると8月の日照時間は40時 間近く少なかったようだ。8月の天候により、デラウェアに実割れが生じ、そこから腐敗も起こり、選果を必要としたことでデラウェアは予定よりすべて減収となった。巨峰、ピオーネは着色不良が多く糖度も過去3年のうちでは一番低い結果(18 度前 後)となり、畑によっては晩腐病がでて実割れが生じた畑もあった。これらの原因は8月中旬に続いた雨と日照不足、樹勢が強いことなどが挙げられると思う。一方少量だが、ヴィニフェラ種は大した病気もなく健全な状態で収穫ができ、カベルネ・ソービニヨン、メルローは獣害がなかったことも幸いして過去3年中一番多い収量となった。
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商品名 |
おやすみなさい 2017 / ドメーヌ・ポンコツ
Oyasuminasai 2017 / Domaine Ponkotsu |
商品説明 |
品種: 巨峰、ピオーネ、甲斐路主体 メルロ―、カベルネ・ソーヴィニヨン少量 発泡ロゼワイン
樹齢: 約20年
土壌: 粘土質
一次発酵: 自然酵母 プレス後にステンレスタンクにて発酵さ せたメインに、2週間MCを行ったものと ヴィニフェラをプレスし合併し、数日後瓶 詰め
二次発酵: 10月瓶詰め 瓶内で5ヶ月(2018年3月時点)
デゴルジュマン: なし
王冠栓
巨峰、イチゴ、ヨーグルト、綿飴等の甘く優しい香り。泡立ちは豊かで柔らかく、 甘みは前年よりもドライ。主張し過ぎず、飲み疲れない、寄り添うような優し い巨峰のワイン。
甲州市勝沼町休息, 上岩崎、 小佐手の 巨峰、ピオーネ、甲州市塩山藤木のヴィニフェラ
巨峰の発泡。畑は新たに勝沼町小佐手地区の巨峰、ピオーネ、甲斐路が増え、今回も塩 山藤木地区のメルロ―、カベルネ・ソーヴィニヨン等のヴィニフェラが少量入っている。 今回は、
1: メインとなるブドウを収穫後すぐにプレスし発酵させ
2: その2週間後に収 穫した熟しの遅いブドウを、別タンクで2週間マセラシオンカルボニック(MC)を施し
3: 最後に収穫したメルロ―、カベルネ・ソーヴィニヨン等のヴィニフェラと一緒に2をプレスしてメインの1とブレンド。その数日後に残糖のある状態で瓶詰めを行った。MCのブドウは2週間でほぼ糖が食い切られた状態になり、その間飢餓状態にあった酵母が、ブレンド後や瓶内でも発酵力を維持し続けたことで、残糖の少ない辛口となり、甘すぎない優しい香りの柔らかい泡質を持った穏やかなワインに仕上がっている。
キュヴェ名の『おやすみなさい』は、畑の一つが『休息』という場所にあることから名付けられた。
休息(きゅうそく): 甲州市勝沼町休息。棚仕立て。品種は巨峰。平地。22a。ワイナリー仲間から引き継いだ畑。勝沼の底に位置する。休息という名前は、この土地にある立正寺に日蓮上人が立ち寄り、休息をとったことから名付けられたと言われている。
上岩崎(かみいわさき): 甲州市勝沼町上岩崎。棚仕立て。品種は巨峰。10a。小林剛士氏から引き継いだ畑。
小佐手(おさで): 甲州市勝沼町小佐手。棚仕立て。品種は巨峰、ピオーネ、甲斐路、デラウェア、甲州。
藤木(ふじき):甲州市塩山藤木。垣根仕立て。品種はメルロ―、カベルネ・ソーヴィニヨン主体。4a。小山田氏が管理していた畑を引き継いだ。
以下、抜栓時にご注意ください
ドメーヌ・ポンコツ おやすみなさい2017年につきまして、例年に比べ便ないでの醗酵が活発に進んでおり、、そのため澱が多く、ガス圧も高めになっております。
加えて今年の1月、2月は寒い日が多く、澱が瓶内で固化しているため、開栓の際、ワインの泡が穏やかながら断続的に噴く可能性が高いと考えられます。
以下に一応、開栓時の注意点を書いておきますので、抜栓時にご留意くださいません。
1: 十分冷えた状態で、シンク内など汚れても構わないところで抜栓する。
2: 抜栓までになるべく振動を与えず、静かに取り扱う。
3: 抜栓後、瓶を少し斜めにして瓶口にグラスを付け、噴き出す泡を瞬時にグラスに注ぐ。
2017年ヴィンテージ情報 山梨(峡東エリア) 8月までは好天に恵まれた。1週間前には雨予報だった天気予報が5日前には時々雨になり、3日前には曇りになり、ついには当日には晴れ予報の日もあった。梅雨らしい梅雨も記憶にない。だが8月になると状況は変わり、得に 上旬、 下旬と台風や南からの低気圧の影響で曇天や雨天が続いた。昨年より降水量は少なかったが、日照時間が大幅に減り、少雨が何日も続く天気が記憶にある。気象データによると、2016年に比べると8月の日照時間は40時 間近く少なかったようだ。8月の天候により、デラウェアに実割れが生じ、そこから腐敗も起こり、選果を必要としたことでデラウェアは予定よりすべて減収となった。巨峰、ピオーネは着色不良が多く糖度も過去3年のうちでは一番低い結果(18 度前 後)となり、畑によっては晩腐病がでて実割れが生じた畑もあった。これらの原因は8月中旬に続いた雨と日照不足、樹勢が強いことなどが挙げられると思う。一方少量だが、ヴィニフェラ種は大した病気もなく健全な状態で収穫ができ、カベルネ・ソービニヨン、メルローは獣害がなかったことも幸いして過去3年中一番多い収量となった。
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商品名 |
ジャロピー 2016 / ドメーヌ・ポンコツ
Jalopy 2016 / Domaine Ponkotsu |
商品説明 |
品種: デラウエア 白ワイン
樹齢: 約20年
土壌: 粘土質
マセラシオン: ステンレスタンクにて15日間
醗酵: 自然酵母 ステンレスタンク発酵 マセレーション後樽発酵
熟成: 古樽で3カ月熟成
リンゴジャム、オレンジの皮、紅茶、干し柿の香り。味わいの展開はフラットで、 横への伸びが良い。タンニンは滑らかで、若いワインながら既に熟成したようなニュアンスを感じる。角がなく、味も強すぎないので、食事の最初から最後まで通せるワイン。
旧祝村に属する甲州市上岩崎山田、 甲州市上岩崎内藤、山梨市水口3つの畑で栽培したデラウェアを混醸。
デラウェアの醸し。2016年はデラウェアがよく熟した年。今回は醸しを2015 よりも長く行っている。その分プレス後は樽に移すことによって、醸しのニュアンスと柔らかさを両立している。前回よりも明らかに数段上の味わいで、松岡氏の経験の豊かさと修正力に改めて感動してしまった。
松岡さんいわく、コンセプトは緩い酒質でガラクタなイメージだという。子供のガラクタ集めは、大人には価値がわからないが、本人は宝物を集めているような気持ち。稀にその中に大人が見てもキラリと光るものがある。そんなイ
メージでこのワインは完成した。
ワイン名のジャロピー(jalopy)はポンコツ車という意味で、ワインの持つ「ちょっと価値のあるガラクタ」というイメージがリンクし名付けた。
山田(やまだ):甲州市上岩崎田。棚仕立て。品種はデラウェア。平地。12a。
四恩醸造の小林氏から引き継いだ畑。
全体的に力が衰えているような印象で、徐々に剪定で樹形を整理していく予定で、今後のブドウの品質向上が期待できる。
内藤(ないとう):甲州市上岩崎内藤。棚仕立て。品種はデラウェア。平地。8a。
四恩醸造の小林氏から引き継いだ畑。山田のすぐ近くに位置する。
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商品名 |
おやすみなさい 2016 / ドメーヌ・ポンコツ
Oyasuminasai 2016 / Domaine Ponkotsu |
商品説明 |
品種: 巨峰95% メルロ―,カベルネ・ソーヴィニヨン5% 発泡ロゼワイン
樹齢: 約20年
土壌: 粘土質
一次発酵: 自然酵母 半量はステンレスタンク発酵後樽発酵 半量は全て樽発酵
二次発酵: 瓶内で5ヶ月
デゴルジュマン: なし
イチゴ、さくらんぼ等の淡い果実の香りに、杏仁豆腐の香りが重なる。やや還元的。泡は繊細で口当たりが優しく、イチゴジュースの様な甘酸っぱさがあり、
その酸が旨味を強く感じさせる。2015年よりも泡があり辛口。
甲州市勝沼町休息、 甲州市勝沼町上岩崎、 2つの畑で栽培した巨峰と甲州市塩山藤木のヴィニフェラを混醸。
巨峰の微発泡。今年はショ糖のティラージュは行っていない。昨年は瓶内二次発酵が殆ど起きなかったため、超微々発泡でのリリースとなったが、そのあたりも今回はしっかり改善されガス圧も約3気圧と松岡氏の設計通りに発酵が進んだ。今年は新たに塩山藤木地区のメルロ―、カベルネソーヴィニヨン中心のヴィニフェラが少量入っている!残糖はリリース時点で8g/Lと、程よい優しい甘さを感じるので、誰が飲んでも美味しいワインに仕上がっている!
巨峰の瓶内二次発酵による、微々発泡。キュヴェ名の『おやすみなさい』は、畑の一つが『休息』という場所にあることから名付けられた。
休息(きゅうそく): 甲州市勝沼町休息。棚仕立て。品種は巨峰。平地。22a。
ワイナリー仲間から引き継いだ畑。勝沼の底に位置する。
休息は桃とブドウを両方栽培している人が多い。休息のブドウ農家はほとんどが生食用。
休息という名前は、この土地にある立正寺に日蓮上人が立ち寄り、休息をとったことから名付けられたと言われている。
小田野(おたの):山梨市牧丘町小田野。棚仕立て。品種は巨峰。南向きの斜面。5a。
ペイザナのメンバーからの紹介で始めた畑。
上岩崎(かみいわさき):甲州市勝沼町上岩崎。棚仕立て。品種は巨峰。10a。
四恩醸造の小林氏から引き継いだ畑。
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商品名 |
ジャロピー 2015 / ドメーヌ・ポンコツ
Jalopy 2015 / Domaine Ponkotsu |
商品説明 |
品種:デラウエア 白ワイン
樹齢:約20年
土壌:粘土質
マセラシオン:ステンレスタンクにて9日間
醗酵:自然酵母、ステンレスタンク発酵
熟成:古樽で3カ月熟成
醸しからくる果皮の感じ。杏、完熟のリンゴなどの香り。トップから中盤まで穏やかな果実感。アフターには心地良いわずかな苦み。
旧祝村に属する甲州市上岩崎山田、甲州市上岩崎内藤、2つの畑で栽培したデラウエアを混醸。
デラウェアの醸し。除梗破砕後、ステンレスタンクで9間のマセレーションをしている。
松岡さんいわく、コンセプトは緩い酒質でガラクタなイメージだという。子供のガラクタ集めは、大人には価値がわからないが、本人は宝物を集めているような気持ち。稀にその中に大人が見てもキラリと光るものがある。そんなイ
メージでこのワインは完成した。
ワイン名のジャロピー(jalopy)はポンコツ車という意味で、ワインの持つ「ちょっと価値のあるガラクタ」というイメージがリンクし名付けた。
山田(やまだ):甲州市上岩崎田。棚仕立て。品種はデラウェア。平地。12a。
四恩醸造の小林氏から引き継いだ畑。
全体的に力が衰えているような印象で、徐々に剪定で樹形を整理していく予定で、今後のブドウの品質向上が期待できる。
内藤(ないとう):甲州市上岩崎内藤。棚仕立て。品種はデラウェア。平地。8a。
四恩醸造の小林氏から引き継いだ畑。山田のすぐ近くに位置する。
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商品名 |
おやすみなさい 2015 / ドメーヌ・ポンコツ
Oyasuminasai 2015 / Domaine Ponkotsu |
商品説明 |
品種:巨峰 (微発泡ロゼワイン)
樹齢:約20年
土壌:粘土質
一次発酵:自然酵母 デラウエア:ステンレスタンク醗酵
二次発酵:ティラージュ(糖のみ)2015年12月、ティラージュ後、瓶内で3カ月
デゴルジュマン:なし
穏やかな甘い巨峰の香り。
口中でやさしい泡と澱の旨味が溶け合う。
甲州市勝沼町休息 甲州市勝沼町上岩崎 山梨市牧丘町小田野、3つの畑で栽培した巨峰を混醸。
巨峰の瓶内二次発酵による、微々発泡。キュヴェ名の『おやすみなさい』は、畑の一つが『休息』という場所にあることから名付けられた。
休息(きゅうそく): 甲州市勝沼町休息。棚仕立て。品種は巨峰。平地。22a。
ワイナリー仲間から引き継いだ畑。勝沼の底に位置する。
休息は桃とブドウを両方栽培している人が多い。休息のブドウ農家はほとんどが生食用。
休息という名前は、この土地にある立正寺に日蓮上人が立ち寄り、休息をとったことから名付けられたと言われている。
小田野(おたの):山梨市牧丘町小田野。棚仕立て。品種は巨峰。南向きの斜面。5a。
ペイザナのメンバーからの紹介で始めた畑。
上岩崎(かみいわさき):甲州市勝沼町上岩崎。棚仕立て。品種は巨峰。10a。
四恩醸造の小林氏から引き継いだ畑。
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