ケヴィン・デコンブ Kewin Descombes
フランス、ボジョレー、モルゴン 品種: シャルドネ 白ワイン 樹齢: 40年平均 土壌: 石灰質 マセラシオン: なし 醗酵: 自然酵母 ファイバータンクで15日間 熟成: 古樽400Lで10ヶ月 ケヴィンが仕込む初めての白ワイン! 実際、彼自身3年前から父親のジョルジュ・デコンブのネゴシアン白を一緒に仕込んでいるので、すでに白の醸造経験はあるが、今回単独で仕込んだのは初めて。 ブドウはモルゴンの隣村ランシエに畑を持つビオの友人から買っている。 ケヴィン曰く、ランシエにはモルゴン周辺で唯一白に適した石灰質の土壌があり、今回仕込んだボジョレーブランは石灰質とそこに混じるマンガンや玄武岩などのミネラルが味わいにダイレクトに反映されているとのこと。 出来上がったワインは、限りなくピュアでアルコール度数13%とは思えない透明感があり、確かに魚料理全般に合いそう! 最初の口当たりはフラットで落ち着いているが、だんだん塩気のあるダシのような旨味と鉱物的なミネラルの味わいがじわっと上がってくる! ブラインドだと、フルーティーさの際立つボジョレーの白というよりは、むしろ果実が削ぎ落されミネラルが剥き出しとなったジュラのシャルドネを彷彿させる… そんな滋味深い大人な味わいのワインだ! リンゴや白桃などの白い果実、アカ シアやラム酒などの甘い香りもある。 ワインはピュアで透明感のあるまったりとした優しいボリュームがあり、鉱物的で滋味深いミネラルと塩気のある旨味、後からじわっと広がる酸 がきれいに溶け込む! 収穫日は9月5日。収量は50hL/ha。 ガメイに適した花崗岩土壌の多いモルゴン周辺で唯一白に適した石灰質の土壌がランシエ村にあり、そのビオの生産者からブドウを買って仕込んだ! エチケットは魚料理との相性が良い伸びのあるワインという意味を込めてトビウオをデザインした! SO2は瓶詰め前に10mg/L添加。ノンフィルター!
フランス、ボジョレー、モルゴン 品種: ガメイ 赤ワイン 樹齢: 61年平均 土壌: 花崗岩、花崗岩質の砂地 マセラシオン: マセラシオンカルボニック セメントタンクで15日間 醗酵: 自然酵母で28日間 熟成: 80%古樽228L、20%セメントタンクで11ヶ月 ボジョレーの中でも標高が高くエレガントで骨格のあるワインのできるマルシャン村のブドウ、そして、肉付きの良いふくよかなワインのできるクリュ・ボジョレーのレーニエに隣接するランティニエ村のブドウ、その2つの良い特徴をうまくアッサンブラージュしたのがこのボジョレー・ヴィラージュだ。 前回のアッサンブラージュ比率はマルシャン村のブドウ50%、ランティニエのブドウ50%だったのに対し、今回はマルシャン村のブドウが80%と前回よりもストラクチャーのはっきりとしたワインに仕上がっている。 熟成も、前回が70%タンク、30%樽だったのに対し、今回は80%樽、20%タンクと樽熟比率を高めている(ちなみに古樽228Lはフレデリック・コサールの樽を使用)。 マルシャン村のブドウがベースにあるだけあって、出来上がったワインは果実味がエレガントながらもミネラルに締まりがあり、噛めば噛むほど塩辛い旨味をしっかりと感じるタイトな味わいに 仕上がっている! ケヴィンが「今回はマルシャンの畑の実力が遺憾なく発揮された!」と絶賛していたが、確かにこれだけエレガントで骨格がタイトなボジョレーはなかなかお目にかかれない! ある意味ボジョレー・ヴィラージュのカテゴリーとは別次元の、下手をしたらクリュ・ボジョレーを超えるスーパーワインだ! グリオットなどの甘酸っぱいダークな果実にシナモンなどのオリエンタルな香りが融合する。 ワインは滑らかかつスマートで骨格があり、塩気のある艶やかな果実味を上品で強かな酸と鉱物的なミネラル、キメの細かいタンニンの収斂味が引き締める! 収穫日9月18日。収量は30hL/ha。 ブドウは標高400mの急傾斜にあるマルシャン村のブドウとクリュ・ボジョレーのレーニエに隣接するランティニエ村のブドウのアッサンブラージュ! エチケットのデザインは、赤丸がボ リューム豊かなランティニエ、青丸が清涼感のあるマルシャンを表し、互いが生き生きと弾け合うCroquant(ピチピチとした)なワインという味わいの軽快さを表現している! SO2は樽のスーティラージュ後に20mg/L添加。ノンフィルター!
フランス、ボジョレー、モルゴン 品種: ガメイ 赤ワイン 樹齢: 55年平均 土壌: 花崗岩質の砂地 マセラシオン: マセラシオンカルボニック セメントタンクで16日間 醗酵: 自然酵母で30日間 熟成: セメントタンクで8ヶ月 ケヴィン曰く、2019年は歴史的な猛暑に見舞われたにもかかわらず、出来上がったワインはエレガントながらもモルゴンらしい骨格のあるミネラル豊富な味わいに仕上がったとのこと! 8月が涼しく適度に雨が降ったことで、収穫は9月24日と近年の中では比較的遅く、久しぶりにブドウのフェノールがゆっくりと熟すまで待つことができた。 ワインはとてもジューシーで、しなやかな果実のコクの中に塩気のあるダシのような旨味と鉱物的なミネラルがぎっしりと詰まっている! クリマはコースレットで、一般的にコースレットは力強いモルゴンの中でもしなやかなワインが出来ると言われているが、2019年のこのモルゴンはまさにThe モルゴンと言えるような細マッチョで筋肉質なワインに仕上がっている! 今飲んでもエレガントで美味しいが、もう少し寝かせてエッジの効いたミネラルが落ち着いてから飲んでみたい… そんなポテンシャルをビンビン感じさせるワインだ! 梅やグリオットなど酸を感じさせる香りとスミレなど凛とした爽やかな香り。 ワインは上品かつ柔らかく染み入るようなコクがジューシーで、ダシのような果実の旨味に溶け込むキュートな酸、鉱物的なミネラル、キメの細かいタンニンが余韻を優しく引 き締める! 収穫日9月24日。収量は40hL/ha。 エチケットのデザインは標高の高い畑に毎朝かかる朝靄を表現している! 畑はモルゴンの中のコースレットに位置する。 花崗岩の砂地がエレガントな果実味をつくり上げる! SO2は瓶詰前に15mg/L添加。ノンフィル ター!
フランス、ボジョレー、モルゴン 品種: ガメイ 赤ワイン 樹齢: 75年平均 土壌: 黒花崗岩 マセラシオン: マセラシオンカルボニック 収穫したブドウを4℃に冷やした後 セメントタンクで20日間 醗酵: 自然酵母で40日間 熟成: 古樽228Lで10ヶ月 2019年は、春の寒波と歴史的な猛暑の影響で、前年同様にブドウの熟しがまばらで、未熟なブドウが完熟するまで収穫を待っていたら、結果的にアルコール度数が13.5%まで上がってしまった。 だが、前年と違い8月、9月が涼しかったことから出来上がったワインは、アルコール度数に見合わないくらいスマートで、酸とフィネスのある上品な味わいに仕上がった! 酒質はとてもエレガントなのにワイルドな風味も兼ね備え、塩気を感じるくらいぎっしり詰まった旨味とキメの細かいタンニンは長熟を予感させる! 開けたては少し還元があるのでカラフ をすることをおススメ♪ グリオットなど酸を感じさせる香りやスミレ、バジル、モミの木などの爽やかな香り。 ワインは艶やかかつスマートで上品なコクにフィネスがあり、ダシのようなジューシーな果実味にキュートな酸、滋味深いミネラル、細かいタンニンの収斂味がきれいに溶け込む! 収穫日は9月28日。収量は35hL/ha。 エチケットのデザインはモルゴンの丘のクリマの中で一番標高の高いサン・ジョセフの畑がロゴと重なり合うように描かれている! 黒花崗岩の土壌からフィネスのあるミネラリーな味わいが生まれる! SO2は樽熟後のスーティラージュ時に20mg/L添加。ノンフィルター!。
フランス、ボジョレー、モルゴン 品種: ガメイ 赤ワイン 樹齢: 60年平均 土壌: 花崗岩 マセラシオン: マセラシオンカルボニック 収穫したブドウを4℃に冷やした後 セメントタンクで8日間 醗酵: 自然酵母で18日間 熟成: 古樽228Lで12ヶ月 今回偶然の重なりから出来上がったサン・タムール! サン・タムールのケヴィンの友人が収穫直前に怪我をして収穫を仕切るのが難しくなりケヴィンに助けを求めたところ、ケヴィンが快く引き受け、最終的に彼のチーム が友人の代わりに2haの畑のブドウを全て収穫した。 そのお礼に一部ブドウを分けてもらい仕込んだのがこのサン・タムールだ! ケヴィン曰く、友人の畑はサン・タムールでも標高の高い丘の上にあり、毎回ピノノワールのようなエレガントな酒質を生み出すことから、彼個人としては 2015年にフレッドと一緒に仕込んだサン・タムールの畑以上に興味を持っていたそうだ。 今回その仕込むチャンスが巡ってきたので、比較のためモルゴン・ヴィエーユ・ヴィーニュと同じスタイルで仕込んだ♪ 出来上がったワインは、ケヴィンらしからぬ危うい官能的な、ブラインドだとピノノワールと勘違いしそうな梅ガツオの旨味が全開な味わいに仕上がっている! モルゴンと同じつくり方で、全く個性の違うワインが出来上がるところが本当に興味深い! フランボワーズ、クランベリーなどの明るい赤い果実とシャクヤクの優しい香り。 ワインはピュアかつ艶やかでダシのような旨味が染み入るように優しく、キュートで伸びのある強かな酸、洗練されたミネラル、繊細なタンニンが余韻を優しく引き締める! 収穫日9月15日。収量は30hL/ha。 サン・タムールのケヴィンの友人が収穫直前に怪我をして収穫ができなかったので、ケヴィンのチームが友人の代わりに全て収穫をし、そのお礼として分けてくれたブドウで仕込んだのがこのサンタムール! エチケットは、 ボジョレーらしくない味わいをAutre monde(別世界=宇宙)と例えてデザインした! SO2は樽のスーティラージュ時に15mg/L添加。ノンフィルター!
フランス、ボジョレー、モルゴン 品種: ガメイ 赤ワイン 樹齢: 44年平均 土壌: 粘土質の混ざった花崗岩 マセラシオン: マセラシオンカルボニック セメントタンクで10日間 醗酵: 自然酵母で25日間 熟成: セメントタンクで6ヶ月 2019年は、歴史的な猛暑に見舞われた年にもかかわらず最終的に収量が確保できたミラクルな年。ケヴィン曰く、実際に暑かったのは6月と7月終わりの1週間程度で、8月はむしろ涼しく雨も適度に降り、ブドウの酸が落ちることはなかったとのこと。 出来上がったワインはみずみずしくフレッシュで、イチゴやフランボワーズな ど赤い果実を想像させるチャーミングな明るさがある! また、明るい果実味の中にキュートな酸や滋味深いミネラルのアクセントがありどんどんグラスが進む! まさに王道のボジョレーとも言うべき、生ハムやソーセージなど軽いつまみと合わせて飲みたくなるような軽快なワインだ! イチゴやフランボワーズなどの明る い赤い果実やシャクヤクなどの甘く高貴な香り。 ワインはフレッシュでみずみずしく滑らかな果実味があり、チャーミングな酸、ほんのりビターでスパイシーなミネラル、優しいタンニンがきれいに溶け込む! 収穫日は9月12日。収量は40hL/ha。 エチケットのデザインはワインのコンセプトでもあるGlouglou(ごくごく飲むような)をイメージを表現している! ワイン名のKeKeはケヴィンの愛称! SO2は瓶詰め前に15mg/L添加。軽くフィルター有り。
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